CRI online 2023年12月19日(火) 18時20分
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雲南省大理ペー族自治州にある剣湖湿地自然保護区ではこのほど、管理保護局の職員が国の一級保護動物であるコウノトリ11羽が越冬していることを観察しました。
雲南省大理ペー族自治州にある剣湖湿地自然保護区ではこのほど、管理保護局の職員が国の一級保護動物であるコウノトリ11羽が越冬していることを観察しました。この地域で越冬したコウノトリが発見されたのは初めてで、雲南省で現在確認されている中では、個体数が最も多いコウノトリの群れでもあります。
剣湖は雲南省北西横断山脈の中南部の標高2186メートルの場所にある湖で、典型的な高原湿地を形成しています。湿地内は生物種が豊富で生物多様性が顕著に示されており、中国西部の渡り鳥の移動通路上の重要な集結点であり、越冬地です。
今年になり剣湖に飛来したコウノトリは、職員が日常的な巡回中に発見しました。報告を受けた鳥類専門家の伍和啓さんが確認し、さまざまな特徴からコウノトリと判定しました。
コウノトリは大型の渡り鳥で、体つきが優美でくちばしは黒くて長く、純白の羽毛を持ち翼が広くて長い鳥です。沼や湿地、池のそばで水中の餌を探し、主に小魚やカエル類、昆虫などを食べます。また、主にロシア極東地区、中国東北地区、黄河デルタを移動して繁殖しています。コウノトリの個体数は1960年代から激減し、2009年には全世界で3000羽にまで減少してしまいました。しかし近年は保護に力が入れられており、世界におけるコウノトリの個体数は9000羽以上に回復しました。中国ではコウノトリが国の一級保護動物に指定されており、「鳥の国宝」と呼ばれています。(提供/CRI)
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2023/12/19
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