中国時代劇ドラマ「一念関山」で人気急上昇中の俳優チャン・ホワセン（常華森）が、「初めてライブ配信で高等数学を教えた俳優」として話題になった。

今年最後を飾る話題作となったドラマ「一念関山」では、リウ・シーシー（劉詩詩）演じるヒロイン「任如意」の弟子で、師匠を愛する安国長慶侯「李同光」を演じた26歳の俳優チャン・ホワセンの人気が急上昇。大学時代にTikTok中国国内版「抖音（ドウイン）」で注目されたのをきっかけに芸能界入りした異色の経歴なども話題になっている。

チャン・ホワセンは過去に「高考」と呼ばれる中国の大学共通入試で750点満点中610点の高得点を獲得し、杭州電子科技大学へと進学。同大学は23年度のデータで、中国の大学ランキングで上位100位以内、浙江省では5位以内に入っている。

人気の急上昇とともに理系男子の一面もクローズアップされているが、このほどライブ配信でファンの要望に対し、中国のSNS・微博（ウェイボー）のフォロワー数が300万人を突破したら高等数学を教えると約束。この数字は瞬く間に達成され、公約をいよいよ実現することとなり、「初めてライブ配信で高等数学を教えた俳優」とウェイボーのトレンドランキングで上位に登場している。

なお、チャン・ホワセンは21年に人気オーディション番組「青春有你」シーズン3に参加しているが、番組の中で「ダンスは高等数学より難しい」と語っていた。（Mathilda）