韓国で初めてペット用バギーの販売数がベビーカーを上回る=韓国ネット「これが正常なのか」

Record Korea    2023年12月26日(火) 6時0分

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25日、韓国・聯合ニュースは「深刻な少子化の中でペットを飼う人が増加し続けており、消費パターンにも変化が生じている」と伝えた。資料写真。

2023年12月25日、韓国・聯合ニュースは「深刻な少子化の中でペットを飼う人が増加し続けており、消費パターンにも変化が生じている」と伝えた。

韓国の大手ECサイト・Gマーケットによると、今年1~9月のペット用バギーの販売数が初めて幼児用ベビーカーを上回った。

2つのカテゴリーの合計販売数を100とした時、ペット用バギーの割合は21年が33%、22年が36%だったが、今年1~9月は57%に急上昇した。反対に乳児用ベビーカーは21年が67%、22年が64%で、今年は43%となった。

Gマーケット関係者は「2つのカテゴリーの割合が今年になって急に逆転した背景についてはもう少し分析が必要だが、ペット用の販売が増え幼児用の販売が減る現象は以前から続いてきた傾向」と話したという。

韓国統計庁によると、韓国の合計特殊出生率は00年が1.48、10年が1.23、20年が0.84、22年は0.78と急激な下降曲線を描いている。今年は0.72、来年は0.68にまで低下すると予想されている。

一方でペットを飼育する世帯は増加傾向にある。韓国農林畜産食品部は最近、国民の4人に1人(25.4%)がペットを飼育しているとの統計結果を発表したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「この国では人間より動物の方が大切な世の中になったのか」「犬や猫を『息子』『娘』と呼ぶ人が多い。そうやって人間扱いするからこんなことになったんだ」「人口減少が深刻なのだから、犬を育てるお金があるなら子どもを産んで育てるべきだ」「学校や小児科は消えていくのに、ペット事業は日を追うごとに拡大している。これが正常なのか」「MZ世代(1980年代半ばから1990年代初頭に生まれたミレニアル世代と、その後の1990年代後半から2010年の間に生まれたZ世代を合わせたもの)は何を言っても子どもを持たない。自分の人生を気楽に楽しむ世代だから、出産や育児のための犠牲、不自由さには耐えられないようだ」など、懸念の声が多数上がっている。

また、「大丈夫。犬と猫が責任を持って30年後のMZ世代を支えてくれるから」「そのうち犬を戸籍に入れる時代が来るのでは」など皮肉交じりの声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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