半導体特許申請は米中2強の時代に、背景には米国の対中制裁―韓国メディア

Record China    2023年12月31日(日) 7時0分

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28日、環球網は、中国が半導体関連の特許出願数を急速に伸ばしており、その背景に米中間の競争があるとする韓国メディアの報道を紹介した。

2023年12月28日、環球網は、中国が半導体関連の特許出願数を急速に伸ばしており、その背景に米中間の競争があるとする韓国メディアの報道を紹介した。

記事は、韓国紙・中央日報が27日、韓国、米国、中国、日本、欧州連合(EU)の世界5大知財権当局に出願された半導体特許を分析した結果、出願件数全体に占める中国の割合が2003年の14%から2022年には71.7%に激増したと報じるとともに、「半導体競争がますます激しくなるにつれ、コア技術が米国と中国に集中する現象もますます顕著になっている」と評したことを伝えた。

そして、2018〜22年の半導体特許出願件数は中国が13万5428件で1位となり、2位の米国の8万7573件を大きく引き離したこと、韓国は5年間で1万8911件の出願にとどまっていることを指摘した上で、大韓商工会議所産業政策グループの首席研究員が「米中対立の深化による危機感が中国の半導体技術開発を刺激している。韓国が半導体産業の競争力を維持するためには、補助金の支給など前向きな検討が必要だ」との見方を示したことを紹介した。

また、中国の通信業界専門家の項立剛(シアン・リーガン)氏も、米国が貿易や技術で中国に対して発動した制裁が中国の半導体産業の発展をある程度促したとの認識を示し、「半導体特許件数の増加は、中国が半導体分野の総合力を高め、生産能力を強化する上でメリットになる」と述べたことを伝えた。

記事は一方で、中央日報が特許の質を表す引用指数(CPP)で中国が2.89と米国(6.96)や韓国(5.15)よりも低くなっていると報じたことを紹介。この点について、項氏が「韓国は心理的に中国の成果を受け入れにくいため、いつも中国を挑発することで心理的バランスを取っている」と論じたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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