中国の年間自動車輸出量が日本を上回るのは決定的、日本メディアも認める―中国メディア

Record China    2023年12月29日(金) 14時0分

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28日、観察者網は中国の年間自動車輸出台数が日本を抜くのは間違いないと日本メディアが報じたことを紹介した。写真は江蘇省の塩城港。

2023年12月28日、中国メディアの観察者網は、中国の年間自動車輸出台数が日本を抜くのは間違いないと日本メディアが報じたことを紹介した。

記事は、日本メディアが28日、同日発表された日本自動車工業会のデータで今年1〜11月の日本の自動車輸出台数が399万台となったこと、中国自動車工業協会が発表した中国の同時期の自動車輸出台数が441万2000台だったことから、中国の年間輸出台数が日本を上回るのは決定的と報じ、その理由について中国メーカーが自国政府の支援のもとで技術力を高め、低価格で高品質な純電気自動車(EV)の量産と輸出増を実現したこと、ウクライナ危機に関連して中国からロシアへの化石燃料車輸出が急増したことなどを挙げたと伝えた。

また、韓国紙・朝鮮日報も先日、中国産自動車について「十数年前は廉価なパクリ自動車にすぎなかったが、最近では価格競争力と性能を兼ね備えているとの評判がますます高まっている。中国の自動車輸出は21年に初めて韓国を抜き、去年にはドイツを抜いた。そして今年は1〜3月期の時点で日本を抜いてしまった」と評したほか、米ブルームバーグも27日に、今年の10〜12月期に中国メーカーBYDのEV販売台数が米テスラを抜いて世界一となる見込みで、特に価格面でBYDがテスラに対して大きな優位性を持っていると分析したことを紹介した。

さらに、これまでにもすでに複数のメディアや機関が「中国は今年中に日本を抜いて世界最大の自動車輸出国になる」との予測を示していたとし、8月の時点で日中逆転の予測を出したムーディーズは報告書の中で「市場のEVに対するニーズの急上昇に加えて、中国はEV生産コストで顕著な優位性を持っている。EVバッテリーの生産に不可欠なリチウムの供給量は世界の半分以上を占めているほか、日本や韓国などの競争相手に比べると労働力コストも低い」と評していたことを伝えた。

記事は、BYDとテスラの両方に投資を行っているスノーブルキャピタルの中国事業責任者が「もはやメーカーの規模や歴史の問題ではなく、メーカーのイノベーションや新陳代謝のスピードの問題だ。BYDはずいぶん前から人々の想像を超える速さでモデルチェンジを進める準備を始めていた。今や、業界内の他の企業もペースアップの必要がある」と指摘したことを併せて紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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