中国の映画館で客席に「雪」降らす演出も、量の加減を間違え台無しに―米華字メディア

Record China    2024年1月2日(火) 22時30分

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1日、米華字メディア・世界新聞網は、中国の映画館で客席に「雪」を降らせる演出を実施したところ「残念な状況」になってしまい、観客から不満の声が出たと報じた。

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2024年1月1日、米華字メディア・世界新聞網は、中国の映画館で客席に「雪」を降らせる演出を実施したところ「残念な状況」になってしまい、観客から不満の声が出たと報じた。

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記事は、中国にある複数の映画館で昨年12月30日午後、22年に公開された映画「一閃一閃亮星星」を上映する際、「雪が降ってきたよ」というせりふが有名になったラストシーンに合わせて客席に「雪」を降らせるロマンティックな演出を各映画館1回限定で実施したと紹介。この演出の前評判は高く、どの映画館も前売りチケットが早い段階で売り切れていたと伝えた。

記事によると、観客の多くは同作品のファンで、「映画館で実際に雪が降る中でシーンを見たらどれほどロマンチックか」といった大きな期待を寄せてやってきたとのこと。バッチリとメイクをして身なりを整えた上で来場した人も少なくなかったという。しかし、映画を見終わった観客からは「上映開始から『大雪』が降り、雪崩みたいな状況になった。私も友人も全身びしょ濡れになり、せっかくのおめかしが台無しになった」「きれいにおめかしした新郎新婦が結婚式で消火器をぶちまけられた感じだった」といった不満の声が相次ぎ、怒りのあまり警察に通報しようと考えた人さえいたと記事は紹介した。

映画館側が降らせた「雪」はもちろん実際の雪ではなく、発泡スチロールを細かくしたものでもなく、スタッフがスプレーや装置によって細かい泡を噴射するというものだった。しかし、降らせた泡があまりにも多すぎて、せっかく映画館側が用意したレインコートもほとんど役に立たなかったようだ。

降らせた「雪」の量は映画館によって異なっていたものとみられ、別の映画館で見た観客からは「終演後の雰囲気は悪くなかった」との感想も。ただ、この観客いわく「入口に立っていた清掃スタッフらが泡だらけになった館内を絶望的なまなざしで見ていた。この演出で最も悪夢を見たのは彼らだろう」とのことである。(翻訳・編集/川尻



※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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