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中国メディアの環球網は5日、中国で昨年始まった地下鉄を宅配便輸送に利用する取り組みについて伝えるシンガポールメディアの文章を紹介した。
中国メディアの環球網は5日、中国で昨年始まった地下鉄を宅配便輸送に利用する取り組みについて伝えるシンガポールメディアの文章を紹介した。
「中国で地下鉄宅配便が静かに台頭」とする文章は、昨年9月に北京地下鉄9号線の車両で荷物を満載した緑色のカートを支える作業員2人の姿が見られたと紹介。これは北京市で都市軌道交通システムを使った宅配便輸送の試行プロジェクトが始まった初日の光景で、文章は北京市交通委員会がSNS上で「都市軌道交通のオフピークの時間帯の余剰輸送力を使って宅配便を運ぶ全国で初めての試行プロジェクトだ」と説明したことを伝えた。
中国では2019年9月に「交通強国建設綱要」が発表され、都市の地下物流配送の積極的な発展がその中で示された。北京市交通委員会の23年の交通事業計画には軌道交通のオフピーク時間帯を利用した物流配送の模索が盛り込まれ、最初の試行路線に選ばれたのが地下鉄4号線と9号-房山-燕房線だったという。
文章はまた、「同計画が打ち出された時、宅配業界は北京で力強く発展していた」とし、常住人口が約2200万人の北京で運転手が毎日回収・配達する荷物は毎日約1500万件に上ると伝えた上で、「その多くの輸送には道路が使われて交通渋滞などの問題が起きていた」と説明。そして、北京の試行プロジェクトは大勢の人の好評を得たことを紹介するとともに、南部の大都市の広東省深セン市でも地下鉄宅配便の導入が検討されていることを伝えた。(翻訳・編集/野谷)
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