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われわれは中国に対して歪んだ印象を抱いている―スイスメディア

Record China    2024年1月10日(水) 7時0分

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6日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、「われわれは中国に対して歪んだ印象を抱いている」とするスイスメディアの評論を紹介する記事を掲載した。写真は北京市の天安門。

2024年1月6日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、「われわれは中国に対して歪んだ印象を抱いている」とするスイスメディアの評論を紹介した。

記事によると、スイス紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングは6日、「われわれは中国に対して歪んだ印象を抱いている」と題した評論文章を掲載。5年ぶりに北京を訪れたという著者が「都市生活が一層デジタル化されると同時に、防犯カメラや警察がより多く存在するようになった。そして人々は(大っぴらに)政治の話をしたがらなくなったが、エリートたちは私的な会話の中で、国内の至るところに存在するイデオロギーの影や、経済的繁栄よりも安全保障を優先することに強い不快感を示している。しかしその一方で、経済的な抑制、強力な企業競争、中国の実務精神によって政治が制御不能に陥ることはないとの希望も抱いている」と評した。

また、「習近平(シー・ジンピン)国家主席やその政策が、いまだに一般大衆に人気があるようだ」とし、その理由について大都市の環境の質が大いに改善したこと、インフラが整備されて市民生活レベルが向上したこと、習氏による厳しい「威嚇」により汚職が激減したことの3点を挙げた。

同記事の著者はさらに、「中国は困難な時代に直面しているのだろうか?新型コロナは間違いなく大きな損失をもたらした。過熱した不動産セクターが崩壊し、地方政府は資金不足に陥っている。また、地政学的な対立が輸出需要の低迷を招き、若者の失業率は依然として高く、高齢化は深刻化している。しかし、新たな産業の重要性が高まり、近代化が進んでいる。農村から数億人が都市部に移動し、高齢化による労働力不足を解消しようとしている。さらに、地域間や国有企業間で盛んな競争が繰り広げられる中、卓越した起業家精神と豊かな想像力が一層発揮され、中国をより柔軟でダイナミックなものにしている。中国は依然としてエキサイティングな巨大市場だ」と評した。

そして最後に「今後数年間、生活が改善するか悪化するかは、特に中国と米国やその他の国々との関係性にかかっている。悪いシナリオは、中国が非効率的な権威主義的中央集権に一層傾倒し、台湾で武力衝突を引き起こしさえするというものだ。しかし、最悪の事態ばかり想定するのは危険だ。中国が責任あるプレーヤーとして国際社会と平和的に協力できれば、たとえ意見の相違があっても西側諸国ひいては世界は恩恵を受けるだろう。西側諸国はナイーブになるのではなく、中国の指導者と建設的に関わるよう努力すべきである」と結んだ。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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