Record China 2024年1月10日(水) 11時0分
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中国国営中央テレビ(CCTV)でこのほど放送された反腐敗特番によると、サッカー元中国代表監督の李鉄(リー・ティエ)氏は、代表監督に就くために300万元(約6000万円)を贈賄したという。
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番組によると、李氏は2019年、監督を務めていた武漢卓爾クラブに働きかけ、中国サッカー協会の会長だった陳戌源(チェン・シューユエン)氏への賄賂として200万元を出させたほか、大きな発言権を持っていたサッカー協会秘書長の劉奕(リウ・イー)氏にも自ら100万元の賄賂を渡したという。
李氏は現役時代、中国代表の中心選手として02年のワールドカップ(W杯)日韓大会に出場。イングランド・プレミアリーグのエバートンやシェフィールド・ユナイテッドなどでもプレーした。引退後は、中国リーグの広州恒大や中国代表でアシスタントコーチを務め、中国代表を率いていたマルチェロ・リッピ監督が辞任すると暫定監督として指揮を執り、20年1月に監督に就任。W杯カタール大会のアジア最終予選途中の21年12月に辞任した。
李氏は22年11月、「重大な法律違反」の疑いで汚職摘発機関の調査を受け、23年8月に湖北省の検察当局により贈収賄などの罪で起訴された。
李氏はCCTVの番組で「とても後悔している。正しい道をしっかり歩むべきだった」と反省の弁を述べた。(翻訳・編集/柳川)
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