2024年1月9日、韓国・KBSによると、サムスン電子は同日、23年12月期連結決算（暫定集計）を発表した。

営業利益は6兆5400億ウォン（約7180億円）を記録し、前年より84．92％減少。グローバル金融危機に見舞われた08年に6兆319億ウォンを記録して以降の15年で最も低水準だった。売上高は258兆1600億ウォンで前年比14．58％減少した。記事は「半導体の業績不振の影響が大きい」と分析している。

ただ、四半期別では10～12月期に業績回復の兆しが見られた。

昨年10～12月期の営業利益は2兆8000億ウォンで前年同期比35．03％減少した。売上高は67兆ウォンだった。四半期別の営業利益は昨年1～3月期の6400億ウォンから4～6月期の6700億ウォン、7～9月期の2兆4400億ウォンに続いて3期連続の増加となった。

市場では「半導体需要が回復してメモリーの在庫がなくなり、業績が改善した結果」と評価されているという。

これに韓国のネットユーザーからは「サムスンがどうしてこんなことに…」「尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が半導体最大市場の中国を捨てた代償。何か対策を立てないと」「大統領がサムスン会長をあちこち連れ回し、酒や市場での食べ歩きに付き合わせている。そんな会社がうまくいくわけない」「これが自称『大韓民国1号営業社員』の尹大統領の能力。手をつけたところは全て駄目になっていく」「サムスンがこうなったのは、任期中ずっとサムスンを攻撃し続けた文在寅（ムン・ジェイン）前大統領のせい」「サムスン会長を4年間刑務所に入れた結果だ」などさまざまな声が上がっている。

その他「すぐに回復する」「サムスンなら大丈夫」「それでも頼れる企業だ」といった声も見られた。（翻訳・編集/堂本）