Record China 2024年1月13日(土) 19時0分
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10日、仏RFIはペットボトル入りの飲料水にプラスチックの微粒子が数十万粒含まれているとの研究結果を米国の大学研究チームが発表したと報じた。
2024年1月10日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、ペットボトル入りの飲料水にプラスチックの微粒子が数十万粒含まれているとの研究結果を米国の大学研究チームが発表したと報じた。
記事によると、米コロンビア大学とラトガース大学の研究チームは8日、1本のペットボトル入り飲料水中にプラスチック微粒子が数十万粒含まれていることが明らかになったと発表した。研究では3種類のブランドのペットボトル飲料水を使用しており、いずれの水からも同等量の微粒子が見つかったことからブランドと微粒子含有量との間に相関性はないとの見解を示している。
また、微粒子は主に水を浄化する際のナイロン製フィルターもしくはボトルの原料であるPET(ポリエチレンテレフタレート)が発生源であり、生産工程もしくは輸送中の摩擦、さらには高温下での保管によって水に混ざったものと分析。微粒子の人体への影響について、同記事は「腸や肺を通過して血液循環システムに直接入り込み、細胞を攻撃したり、免疫系やホルモン系統に悪影響を及ぼしたりする可能性がある」と指摘した。
研究の共同著者であるコロンビア大学の環境化学専門家、顔備戦(イエン・ベイジャン)教授は「ペットボトルに含まれる大量のナノプラスチックを心配するなら、水道水などに切り替えることが合理的だ」とする一方、脱水リスクはナノプラスチックの潜在的リスクをはるかに上回るため「必要な時にまでボトルウォーターを敬遠することは推奨しない」との考えを示した。(翻訳・編集/川尻)
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