1億ウォンが投入されたBTSファンの聖地を撤去!その理由に韓国ネット賛否

Record Korea    2024年1月14日(日) 16時0分

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11日、韓国・韓国日報は「人気グループBTSのアルバムジャケット写真の撮影地として知られる江原道・三陟の孟芳海岸から、BTS関連のアイテムが撤去される」と報じた。孟芳海岸

2024年1月11日、韓国・韓国日報は「人気グループBTS防弾少年団)のアルバムジャケット写真の撮影地として知られる江原(カンウォン)道・三陟(サムチョク)の孟芳(メンバン)海岸から、BTS関連のアイテムが撤去される」と報じた。

三陟市によると、孟芳海岸にはジャケット写真を再現できるよう「BTSフォトゾーン」が設置されているが、今月中に撤去する予定だ。先ごろ、BTSの所属事務所BIGHIT MUSICから市に「政府部処、自治体などが進める事業に当社所属アーティストの肖像や名前を使用することを許可していない。にもかかわらず許可なく造形物などを設置することはアーティストのIP(知的財産権)を侵害する行為である」と通達があったことを受けての措置だという。市は事務所側との話し合いを試みたが不発に終わったと記事は伝えている。

孟芳海岸ではBTSのヒット曲「Butter」のジャケット写真が撮影された。市が2021年にジャケット写真と同じようにパラソルやデッキチェア、ビーチバレー施設、サーフボードなどを設置し「BTS海岸」としたことで、人気観光地となった。昨年10月には5000万ウォンを投入して「BTSフォトゾーン」として再整備しており、これまでに補修・維持だけで約1億ウォンが投じられてきたという。

しかし、BIGHIT MUSIC側は「不正競争防止法違反の素地、管理の難しさ、損傷時のアーティストイメージに及ぶ否定的影響など」を理由として、「BTS海岸」の対応も例外とはしなかった。

BIGHIT MUSICは最近、BTSのIPを無断で活用した事例に強硬対応を取っている。軍服務中の兵士に慰問レターを送ることができるアプリ「ザ・キャンプ」が、アプリ内のコミュニティーでBTSやメンバーの名前を使用し「オフィシャル」との表現も用いていたことに対し、警告する内容証明を送ったことも先ごろ報じられている。昨年には光州(クァンジュ)市北区庁が、光州出身のメンバーJ-HOPEの名前を取った「J-HOPE通り」の造成を計画したが、事務所側と事前に協議をしておらず、白紙化されている。同事務所は「アーティストIPの無断使用に関する情報提供、問い合わせがあった場合、当社は原則に従って対応します」とコメントしている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「撮影に使わせてもらったんだから、地域経済の発展と観光誘致のためにも、引き続き使用できるように話し合いに応じればいいのに、ここまでする必要がある?」「フォトゾーンがあれば、地元が得するだけじゃなく、世界中からファンが訪れて大きな利益を生み出すのに。ファンサービスを無視し権利だけを追求するとは残念だ」などの声も寄せられているが、多くのコメントは「無断でやってたなら、こうなるのは当然でしょ」「当事者や関係者の許可をもらうのは当たり前の礼儀じゃない?」「市はBTSの名前を掲げて宣伝しておいて、まともな管理なんてしてない。もしもBTSのオフィシャルな聖地だと思った外国人観光客が来たら、恥ずかしいレベルの状態だ」「事務所としては当然のことをしただけ」など、事務所側を支持する内容となっている。

また、「こんなパラソルとチェアを置いて管理するだけで1億?ビルでも建てたのか?」「こんな粗末な造形物に1億も出すとは、税金の無駄遣いだ」といった声も見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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