ネットで「わいせつショー」開陳、出演女性4000人で10万人がユーザー登録―中国

Record China    2024年1月15日(月) 9時0分

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内モンゴル自治区通遼市警は13日、中国全国に向けてライブチャットの方式で「わいせつショー」を配信していたグループを摘発したと発表した。約4000人の女性が出演し10万人以上が登録していたという。

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内モンゴル自治区通遼市公安局(市警)は13日、中国全国に向けてライブチャットの方式で「わいせつショー」を配信していたグループを摘発したと発表した。グループが提供していたアプリの登録ユーザーは10万人以上で、出演していた女性は約4000人という。

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発表によると、同公安局ホルチン分局警務支援大隊がインターネットの監視を通じて、「某聊」というアプリがわいせつな内容をライブチャットの方式で配信するプラットフォームである疑いがあることを感知した。ホルチン分局はただちに担当チームを組織して、捜査を開始した。

アプリを通じて女性が出演するライブ配信を鑑賞できる仕組みで、利用者は1分間当たり6-16元(約20-330円)程度を支払っていた。アプリの運営には、湖北省籍の人物1人と湖南省出身の2人が関係しているとみられた。通遼市警の中国共産党委員会は事態を重視し、改めて精鋭メンバーによる捜査チームを組織した。また、通遼市警の管轄地の外で捜査や摘発を行うために、同委メンバーや通寧市の副市長2人も他省に赴いて現地当局との交渉などに当たることになった。

捜査チームは主要容疑者の特定を進め、さらに容疑者グループがわいせつな内容を配信するために、「某聊」以外にも多くのアプリを提供していたことが分かった。チームは女性出演者約4000人がわいせつな行為をユーザーに鑑賞させていたことを突き止めた。女性出演者は内モンゴル自治区だけでなく、遼寧省、湖南省、浙江省、四川省など多くの地域にいることも分かった。


ユーザーが登録後に、金銭を入金して仮想通貨に変換してから出演女性に支払うことで、「さまざまな程度の露出やパフォーマンス」を鑑賞させる方式だった。登録者数は10万人を突破し、1億元(約20億円)の金銭が流れていたことが分かった。

捜査チームは、容疑者グループの各メンバーと役割分担を特定した上で、1月6日には40人を動員して広東省の多くの地点で一斉検挙を行い、11人の身柄を拘束した。取り調べにより、グループはチャットアプリを立ち上げたが経営が行き詰まり、危険を承知で、不適切な情報を遮断する「フィルタリングアルゴリズム」の基準を引き下げて、わいせつな内容の送受信を可能にしたとの供述を得たという。出演側には売り上げの40%を提供する高報酬で多くの女性を集めたとされる。

身柄を拘束された11人のうち4人は保釈され、残る7人については刑事拘留が続いている。刑事拘留とは刑事事件の容疑の取り調べのために身柄を拘束する処分で、警察側が「容疑は固まった」と判断した時点で、正式逮捕への手続きが始まる。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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