中国をはじめアジア圏で絶大な人気を誇る俳優・歌手のシャオ・ジャン（肖戦）とワン・イーボー（王一博）について、中国ポータルサイトの騰訊網に13日、2人がブレークするきっかけとなったブロマンス時代劇「陳情令」の配信開始から今年で5年を迎え、俳優としてのキャリアに新たな生気が加わるとする記事が掲載された。

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ネット小説「魔道祖師」を実写化したドラマ「陳情令」は、強い絆で結ばれた2人の主人公、魏無羨（シャオ・ジャン）と藍忘機（ワン・イーボー）の激動の運命を描いた作品。2019年6～8月に配信され、同年のウェブドラマ再生回数ナンバーワンを記録。日本を含むアジア諸国でも中華ファンタジー時代劇ブームを巻き起こした。

記事は、シャオ・ジャンとワン・イーボーについて「2人はこの5年、出演した映画・テレビ作品において同じテーマに触れることなく、異なる役柄を追求してきた」と指摘。シャオ・ジャンについては、映画「誅仙1（邦題：ジェイド・ダイナスティ 破壊王、降臨。）」、ドラマ「斗羅大陸（邦題：斗羅大陸～7つの光と武魂の謎～）」「慶余年（邦題：慶余年～麒麟児、現る）」「余生、請多指教（邦題：これから先の恋）」「夢中的那片海」「玉骨遥」「驕陽伴我」、ワン・イーボーについては、映画「無名」「長空之王」「熱烈」、ドラマ「有翡（邦題：有翡（ゆうひ）-Legend of Love-）」「風起洛陽（邦題：風起洛陽〜神都に翔ける蒼き炎〜）」「冰雨火（邦題：冰雨火～BEING A HERO～）」などを挙げた。

その上で、「24年に入り、2人は『陳情令』に匹敵する作品を生み出し、魏無羨や藍忘機よりも代表的なキャラクターを生み出し、より大きな生気を加えることができるだろうか。答えはイエスだ」とし、シャオ・ジャンについては、武侠小説の第一人者、金庸の誕生100周年を記念して制作された映画で、香港映画界の巨匠ツイ・ハーク（徐克）監督とシャオ・ジャンが初タッグを組む「射鵰英雄伝：侠之大者」と「甄嬛傳（邦題：宮廷の諍い女）」「羋月伝（邦題：ミーユエ 王朝を照らす月）」などのヒットドラマを手掛けたジョン・シャオロン（鄭暁龍）監督の新作「蔵海伝」は必ずやシャオ・ジャンの代表作の一つになるだろうとした。

ワン・イーボーについては、23年は「無名」「長空之王」「熱烈」の3作品により大きく飛躍した1年となったとし、24年も「無名」のチェン・アル（程耳）監督との再タッグ作「人魚」やドラマ「長風波浪」の上映・配信が控えているとした。（翻訳・編集/柳川）