アップルが中国で異例の値下げ、iPhone15シリーズが5000元の大台割る

人民網日本語版    2024年1月20日(土) 5時0分

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アップルが中国で異例の値下げを実施している。

アップルは15日、中国の公式サイトで異例の大幅値引きキャンペーンを実施することを発表した。ショッピングサイト・天猫(Tmall)の年越し用品特売において、値引きが実施されるという。アップルは今年、天猫の年越し用品特売に参加しており、天猫のApple Store公式旗艦店が登場し、「迎新春限定値引き」キャンペーンを実施して、Apple製品が大幅に値引きされることになっている。アップルの公式ルートとしては最安値となる。

アップルの公式サイトでは500元(約1万円)引きとなっているが、アップル天猫公式旗艦店ではiPhoneの値引き幅がさらに大きくなる。17日午後8時から31日まで、同旗艦店では最新のiPhone15シリーズの全機種が1000元(約2万円)引きとなり、最安で4999元(約10万円)から購入できるようになっている。

アップルは毎年、新春特売キャンペーンを実施しているものの、今回の値引き幅はこれまでにない大幅な値引きとなっているほか、最新モデルの iPhoneまで値引きされることになっている。また、iPhone15シリーズは「急降下」と言えるほどの値引き幅となっており、一気に5000元の大台を割っている。

アップルのiPhoneシリーズの大幅値下げは、その販売が低調となっていることを背景としている。米金融機関・ジェフリーズのアナリストは、ある報告において、iPhoneの中国における販売台数が2024年第1週に前年同期比で30%減少したと明らかにした。

アップルの今回の値下げキャンペーンについて、市場調査会社「IDC」中国の郭天翔(グオ・ティエンシアン)シニアアナリストは、「まず、今回の値下げは期間限定のキャンペーンで、実店舗では数量限定となっている。同キャンペーンがどれほど続くのか、今後また実施されるのかは分からない。また、iPhone15シリーズはECプラットフォームでこれまでも値引きがあった。ダブル11(11月11日のネット通販イベント)が終わってからも、値引きは続き、値引き幅が大きくなったケースもある。最後に、今年初めにアップルはまずiPhone15シリーズの流通価格を調整した。これほど早くに調整されたのは今回が初めてのこと。第三者ルートやECプラットフォームにはさらに大きな価格調整の余地があるということだ。総じて言うと、今回のiPhone15シリーズの値下げ幅は、中国の消費者にとってそれほど大きな魅力はない」と分析した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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