全面的な封殺状態が3年目となった中国の女優ヴィッキー・チャオ（趙薇）の現在の様子が、中国のSNS・微博（ウェイボー）で公開されて注目を浴びている。

ヴィッキー・チャオは2021年8月以降、表舞台から姿を消しており、その理由についてはアリババ・グループ創業者のジャック・マー（馬雲）氏との親しい間柄など、さまざまに報道されてきた。

このほど、ウェイボーの旅行系インフルエンサーのアカウントにヴィッキー・チャオの写真が登場。「久しぶりのヴィッキー・チャオ」と短文が添えられた2枚の写真では、ヴィッキー・チャオが中国東北部の都市・ハルビン市にいることが示されており、アイスキャンデーとサンザシあめを持ってこちらを見る様子が写っている。

写真の中のヴィッキー・チャオは化粧っ気がなく、真冬には氷点下20度を下回るハルビンらしく、温かそうな帽子から顔をのぞかせている。以前より少しふっくらしたような印象のヴィッキー・チャオに、写真を見たファンからは「今の方がシンプルで美しい」「元気そうで何よりだ」と喜びの声が上がっている。

昨年末には、ヴィッキー・チャオが俳優チン・ハオ（秦昊）と共演したドラマ「学区房」が、「小満生活」とタイトルを変更し、国営テレビ・中央電視台（CCTV）で放送された。もともと2020年に撮影された作品だが、その後ヴィッキー・チャオが封殺状態となったため、お蔵入りもうわさされていた。新たに動きが見えたのは昨年夏のことで、ドラマ「宮廷の諍（いさか）い女」などで知られる女優ジャン・シン（蒋欣）を代役に起用し、人工知能（AI）で顔を差し替えるなどの調整が行われ、放送にこぎ着けている。（Mathilda）