CRI online 2024年1月21日(日) 23時50分
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中国の南東部沿海に位置する福建省福州市の林業部門はこのほど、越冬水鳥の観察で、国の1級保護動物であるタンチョウを確認しました。福州市での野生のタンチョウの確認は初めてとのことです。
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福州市閩江北港の原生態湿地公園で餌探しをしていたタンチョウ1羽は心地よさそうに見えました。タンチョウは大型水鳥で、主に中国の東北地方やロシアのウスリー江東岸などに分布しています。
福州市林業局森林資源管理センターの沈秋林副センター長は、「タンチョウが群れで移動中に、個別にはぐれてしまったのだろう。ここに良い場所があることに気づいてとどまった。別の可能性としては、タンチョウの従来の生息環境に異変が起きたため、新たな越冬地を探してやってきたことも考えられる」との解釈を示しました。
確認されたタンチョウの主な活動範囲は同湿地公園の中心部で、干潟の生態が良好で、植生が豊富であり、様々な水鳥の生息に適する優れたエリアとのことです。
福建農林大学の蘭思仁学長は、「今回は福州市で初めて野生のタンチョウが確認された。その移動ルートが南寄りであることから、ある種の偵察あるいは道探しのために来たとも言える」と述べました。(提供/CRI)
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