2024年1月22日、韓国・OSENによると、サッカー韓国代表は20日、アジアカップのグループE第2節で格下のヨルダン代表相手に2‐2で引き分けた。これにより韓国は勝ち点4（1勝1敗、得失点差＋2）でE組2位となり、ヨルダンは韓国と同じく勝ち点4（得失点差＋4）で1位を守った。E組1位の行方は次の第3節で決まる。韓国はマレーシア、ヨルダンはバーレーンと対決する。

記事は韓国代表のヨルダン戦について「優勝候補らしからぬ競技力だった」とし、「攻撃は精密さに欠け、サイドバックは不安定で苦戦した。ヨルダンが一戦目で4ゴールを挙げたチームだとはいえ、予想外の拙戦。後半に追い込みなんとかドローに持ち込んだことがせめてもの救いだった」と評価している。

現地にいる韓国の取材陣も浮かない様子で、ドローの結果に安堵しつつも韓国代表の競技力に落胆の思いを示したが、一方で外国メディアの視点は違っていたという。

あるエジプトメディアの記者は「ソン・フンミンはどこにいたんだ？（Where is sonny？）」と皮肉り、「実はドローに満足しているのでは？。16強で日本を避けられたじゃないか」と笑って話した。さらに「韓国はバーレーン戦では素晴らしい競技力を見せたが、ヨルダン戦では全く違っていた。勝ちたくなさそうに見えた」とし、2位を狙う戦略だったのではないかと疑いの目を向けたという。

ただ、同記者は「もし韓国が16強で日本と当たっても勝てる」と予想し、「韓国は一戦目が非常によかったが、日本はイラクだけでなくベトナムにも苦戦した。優勝候補は韓国だ」とも話したという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「わざとではなくこれが韓国の実力だよ。本来負ける試合だったけど、個人の能力でなんとか引き分けた」「わざとなら後半であんなに盛り返さなかったはずだ」「第3者からしたら、ソン・フンミン、イ・ガイン、キム・ミンジェという豪華メンバーが先発出場した韓国がヨルダン相手に苦戦し、ギリギリで引き分けたというのは納得しがたいだろう」「韓国国民もわざとであってほしいと願っている」との声が上がっている。

その他「後半の競技力でもう一度戦ったら勝てるはず。前半が本当に最悪だった」「勘の鋭い人たちはみんな韓国がわざと引き分けたと考えている。1人、2人ではなくほぼ全員が調子悪かった。あの出来で許されるのは、集団で食中毒にかかったときだけ」との声も見られた。（翻訳・編集/堂本）