人民網日本語版 2024年1月23日(火) 16時30分
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今年の春運期間中、鉄道当局はチケットの値引きを強化し、普通列車の場合は最大で8割引き、高速列車の場合は最大7割引きとなっており、リーズナブルな料金となっている。写真は杭州東駅。
春運(春節<旧正月、2024年は2月10日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)が1月26日から始まる中国。多くのネットユーザーが最近、鉄道アプリ・12306で予約したチケットの画像と共に、「1月29日の成都西駅から北京駅に向かうK4220号の硬座(普通席)は47元(約940円)で、とても安い」と書き込み、関連の話題がSNS・微博(ウェイボー)の検索トレンド入りし、ネットユーザーの注目を集めている。
取材では、さまざまな旅客のニーズを満たすべく、今年の春運期間中、鉄道当局はチケットの値引きを強化し、普通列車の場合は最大で8割引き、高速列車の場合は最大7割引きとなっており、リーズナブルな料金となっていることが分かった。
多くのネットユーザーは、春運期間中の割引きされた列車チケットを予約できたとし、なんと1元(約20円)で予約したチケットをアップしているケースまである。ネットユーザーがアップしている1元のチケットは、春運初日の1月26日、遼寧省葫蘆島市から興城市に向かうK4410号の列車の硬座のチケットで、8.8割引きの1元(通常料金9元)となっている。
12306の鉄道カスタマーサービスは、「1元となっているのは臨時列車。速度は他の列車より遅く、列車内の環境も違う」と説明する。調べたところ、葫蘆島から興城に向かう他の頭文字が「K」の列車の所要時間は17分であるのに対して、臨時列車は46分とその走行速度は確かに遅い。
ネットユーザーの間で話題となっている「成都から北京に向かう47元の硬座のチケット」について、12306は「その情報に間違いはない。春運期間に、一部の重点地域に向かう回送列車を対象にして、硬座の場合は8割引きにしている。さまざまな旅客のニーズを満たすのがその目的」と説明した。
12306を見ると、K4220号は深夜3時9分に成都を出発し、北京には翌日の午後4時55分に到着。所要時間37時間46分となっている。深夜出発と不便で、所要時間もかなり長い。
鉄道当局によると、回送列車を利用するというのは、大多数の人々が経済が発展した地域から、発展が立ち遅れている地域へ移動するという春運期間の特徴に合わせた決定となっている。列車が始発駅へと戻る際、利用者が少ないため、料金の割引き幅も大きくしたという。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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2024/1/22
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