人民網日本語版 2024年1月27日(土) 10時0分
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中国で今年の「春運」が26日に始まる。3月5日までの40日間に過去最多となる延べ72億人が自動車で移動すると予想されている。写真は上海。
中国で今年の「春運」(春節<旧正月、2024年は2月10日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)が26日に始まる。3月5日までの40日間に、中国全土で過去最多となる延べ90億人が移動すると予想されている。さらに人々を驚かせているのが、この90億人のうち、なんと過去最多となる延べ72億人が自動車で移動すると予想されている点だ。
道路網の混雑が最大のピークを迎えると予想されているのが、春節に合わせた8連休の最終日に当たる2月17日だ。 中国国務院新聞弁公室が先ごろ開いた記者会見では、交通運輸部の李揚(リー・ヤン)副部長が、「今年の春運は構造的変化が生じている。鉄道や道路、民用航空、水路といった、これまで利用者が多かった従来の交通機関を利用する人の数は延べ18億人を超えると予測されている。そして残りの80%は全て自動車での移動となることが予想されている」とした。
省またぎの移動もまた今年の際立った特徴となっている。春運期間中、春節前後を含め、出稼ぎ労働者の移動や帰省客の移動、物流の移動などが重なり、長距離の省またぎ移動が目に見えて増加するとみられている。そして道路を走る車両のうち、99%が小型乗用車になると予想されている。
延べ72億人が自動車で移動するとなると、道路網には極めて大きな圧力がかかることになることに疑問の余地はない。分析では、高速道路網や国(省)道網を利用する自動車の数は前年同期比7.5%増の1日当たり平均3720万台に達すると予想されている。
道路網の混雑の最大のピークは春節に合わせた8連休の最終日に当たる2月17日に迎えると予想されている。この日、Uターンラッシュとなり、高速道路を利用する自動車の数は最多6520万台に達する予想だ。春運期間の道路網の平均利用台数の約1.75倍の数字だ。移動日をずらすなどして、大渋滞を避けることができるよう、事前に計画を立てたほうがよさそうだ。
道路網が大混雑する予想を受け、李副部長は、「交通運輸部は、自動車移動を対象にしたサービスを改善できるよう、渋滞区間を避けるための誘導強化や故障・事故車両の移動サポート最適化といった多くの措置を講じる計画だ。また、春運期間中、利用車両が激増するのに合わせて、サービスエリアには仮設トイレや移動型充電インフラなどの設置を増やし、車両の駐車、充電、給油などのためのサービスを強化する」と説明した。
また、交通運輸部がすでに微信(WeChat)にリリースしているミニプログラム「e路暢通」をチェックしておくと良いかもしれない。ミニアプリを通じて、近くにある充電ポールを探すことができるほか、車が故障した場合には、「陽光救援」をタップして助けを求めることができる。また、事故が起きた時には、「ワンタップSOS」を利用することができる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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2024/1/26
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