Record China 2024年1月28日(日) 19時0分
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26日、人民日報は、春節(旧正月)の特別輸送体制がスタートした中国で、百日咳の患者数が顕著に増加しているとして注意を呼びかける記事を掲載した。写真は山東省済南東駅。
2024年1月26日、人民日報は、春節(旧正月)の特別輸送体制がスタートした中国で、百日咳の患者数が顕著に増加しているとして注意を呼びかける記事を掲載した。
記事は北京市在住の市民が「4歳になる子供が発熱し、熱が引いたと思ったら咳がひどくなった。特に夜はひどく、間欠的に咳が出て呼吸しづらそうだった。病院へ行ったら百日咳と診断された」と語ったことを紹介。近ごろ、山東省や福建省、陝西省、湖南省、江蘇省など複数の疾病コントロールセンターが百日咳への警戒を呼びかける文書を発表したと伝えた。
また、国家疾病予防コントロール局が今月15日に発表した昨年12月の全国法定伝染病感染概況によると、百日咳の患者が1カ月だけで9126人に上ったと紹介。年間の百日患者数は3万8000人を超え、22年の1712人、21年の9611人、20年の4475人に比べてはるかに多くなっており、全国の患者数は顕著な上昇傾向を示しているとした。
記事は百日咳について、百日咳菌への感染により生じる呼吸器感染症であり、予防接種により罹患や重症化リスクを低減できるものの、接種後長時間経過したことによる免疫力の低下や細菌の変異などにより、ワクチン接種率が比較的高い国でも百日咳の再発がしばしば発生しており、罹患年齢のピークが乳幼児から青少年や成人へと移りつつあると説明した。
そして、ワクチンの接種を受けた上で、他の感染症対策と同様手洗いや換気の励行、マスクの着用、密集の回避といった日常的な予防措置を取ることが効果的だとした上で、専門家が「百日咳は一般的な感染症であり、治療方法は成熟している。必要以上に慌てることなく自己防衛をしっかり行い、無事に春節を迎えてほしい」とアドバイスしたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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2024/1/26
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