人民網日本語版 2024年1月31日(水) 11時30分
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高級酒の貴州茅台が中国の食品業界で「最も価値のある企業」の座を維持した。
2023年度の「胡潤中国食品業界トップ100」が29日に上海で発表された。高級酒の貴州茅台が2兆2000億元(約45兆円)で、中国の食品業界で「最も価値のある企業」(時価総額首位)の座を維持したが、前年比で5%減少。2位は高級酒の五糧液、3位は飲料水大手の農夫山泉だった。
ランキングには食品総合、酒類、清涼飲料、乳製品、肉製品、調味料、ベーカリー製品、穀物・食用油、健康食品、農畜産業などの企業が含まれる。
上位10社中、5社は酒類を扱う貴州茅台、五糧液、瀘州老窖、汾酒、洋河だった。胡潤百富会長兼首席調査研究官のルパート・フーゲワーフ(中国名:胡潤)氏は、「膨大な人口を擁する大国である中国において、最も価値のある企業は生活必需品ではなく、食品業界の高級酒だ。これは世界でも類を見ないことだ。唯一、比較的近いのはスイスで、最も価値のある企業は食品を扱うネスレだ」と指摘した。
さらに、「過去1年の食品業界で最大の競争分野は半調理品だった。今回ランクインした紫燕食品、広州酒家、三全食品、絶味食品などは、業務内容のうち半調理品がかなりの部分を占めている」と分析した。
また、フーゲワーフ氏は「価値の下落幅が大きい企業やランク外になった企業は、いずれもそれぞれの分野における高級ブランドではないという共通点がある。高級品に注力すれば、リスク耐性が強まり、価値がかなり高まることすらある。今年は一般商品の消費が低下する一方で享受型消費は依然として安定しているというM型の消費構造が見られた」と指摘した。(提供/人民網日本語版・編集/NA)
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2024/1/30
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