中国の映像メディア・星視頻によると、米インテル・マイアミのリオネル・メッシが日本で試合に出場したことを受け、中国のインフルエンサーの男性が、自身が所持しているメッシのサイン入りユニフォームをはさみで切る動画を投稿した。

インテル・マイアミは4日に香港で香港オールスターズ（香港選抜）と試合を行ったが、出場予定だったメッシは急きょ欠場。怒ったファンからは大ブーイングや「金を返せ！」の大合唱が起こり、香港の行政長官も「失望」を表明するなど物議を醸した。

メッシが訪日後の会見で香港での欠場について語ったことで、香港では一定の理解が得られた模様だが、中国のネット上では批判の声がやまず。7日に行われたヴィッセル神戸との試合にメッシが途中出場したことで、さらにバッシングが過熱している。

報道によると、メッシのファンを名乗るインフルエンサーの男性は5日、「メッシの香港での言動に非常に怒りを覚えた」とし、「もし日本での試合に出場したらメッシのサイン入りユニフォームを処分する」と宣言。メッシが6日の練習に参加してゴールを決める映像を見たことで「ユニフォームをはさみで切る」決意を固めたという男性は、その後、改めて動画を投稿した。

動画で男性は、額に入れたメッシのサイン入りユニフォームを取り出し、はさみで切った後、手で引き裂いた。男性は「約束は守った。サポーターやファンを尊重しない行為は、芸能人であろうとスター選手であろうとボイコットする。『尊重』の前では、『好き』には一文の価値もない」と述べた。

中国のネットユーザーからは「よくやった！」「素晴らしい！」「覚悟を持った行動だ」「彼の行為を支持する」「香港に対する傲慢で無礼な扱いの報いだ」「中国を尊重しないメッシ。サヨウナラ」「親日派は断固ボイコット」などのコメントが殺到した。一方で、ごく一部ではあるが「アクセスを稼ぐためだろう」「どうかしてる」「アスリートにとってこういうファンはマジで不要」などの冷静なコメントも寄せられている。（翻訳・編集/北田）

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— 中国動画 (@RC00547555) February 8, 2024