中国で春節前にペットを捨てる人続出、「帰省に連れて行けない」―台湾メディア

Record China    2024年2月9日(金) 7時0分

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春節を控えた中国でペットを捨てる人が相次いでいるという。資料写真。

春節(旧正月。今年は2月10日)を控えた中国でペットを捨てる人が相次いでいるという。台湾メディアの中天新聞網が8日付で伝えた。

記事は中国メディアの報道を引用し、中国のネットユーザーの女性が自宅の団地の近くでけがをした猫を拾った事例を紹介した。その猫はペットショップで5万円ほどで販売されている人気の種類だった。近所の人の話では数日間付近をさまよっていたといい、他の野良猫に襲われることもあったという。

女性は賃貸に住んでおり飼育できないことから、友人に頼んで里親を探した。人気の種類のためすぐに希望者が現れると思ったが、里親探しは難航した。中国ではこのほかにも、「育てられなくなりました。どなたか心優しい方、引き取ってください」という手紙と共に路上に捨てられる犬や猫が相次いでいるという。

記事は、「毎年年越しの時期になるとネット上で『帰省するのにペットを連れて行けないがどうしたらいいか』といった相談が増える。安く、あるいは無償で譲渡することが多いが、中にはリードにつなぎエサと一緒に路上に放置する人もいる」と説明。「春節前はペット遺棄のピークになることが多い。出稼ぎ労働者は帰郷せねばならず、春節大移動の期間は長期に及ぶため、都市部に残されたペットが問題になっている」と伝えた。

その上で、こうした問題についてペットの飼い主から「私は帰省する時に3年前に拾った野良猫も一緒に飛行機で連れ帰った。かかった費用は1500元(約3万円)くらい。そこまでの価値はないと思われるかもしれないが3年飼って愛情がある」「実家に連れ帰れないから捨てて、春節後に戻ってきたらまた新しいペットを飼う?本当に心無い!」といった憤りの声が上がっていることを紹介した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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