2014年8月18日、韓国紙・中央日報によると、韓国の専門家は「中国旅行客の韓国内需市場に対する影響力はますます増大し、すでに中心的な顧客集団となり、韓国企業の業績への有力な要因になっている」との見解を示した。中国新聞社が伝えた。

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韓国を訪れる中国人旅行客は毎年うなぎ上りで、特に9月8日の中秋節から仁川アジア大会前後までは10月の国慶節の連休とも重なり、大量の中国人旅行客が見込まれている。

韓国産業研究院は15日、去年の韓国への中国人旅行客は432万人で、中国の海外旅行者全体の35．5％を占めていることを明かした。

三星証券の研究員は、韓国に来る中国人旅行客は毎年20％ずつ増えており、2018年までには1000万人を迎える時代が来ると予測している。中国人旅行客の約70％は観光旅行で、ソウルのほか、済州島、江原道など自然景観の優れた所の人気も高まっている。ホテル業界は、中国人旅行客を引き寄せるために、観光名所では多くのビジネスホテルを建設している。

株式市場にも変化が表れている。中国人旅行客が旅行や寝泊り、買い物に金を使えば関連する企業の株価は上昇するからだ。中国人旅行客の多くが買うものは化粧品で、8月に入って以降、韓国の化粧品会社アモーレパシフィックの株価は13．9％上昇した。また、最近では電気炊飯器を買う旅行客も多く、「韓国の電気炊飯器でコメを炊くとおいしい」と評判だ。他にも免税店や富裕層を対象にしたカジノなどの中国人旅行客を対象にしたビジネスの利益も大幅に増加している。（翻訳・編集/酒井）