中国を怒らせたメッシ、許される方法はあるのか―香港メディア

Record China    2024年2月13日(火) 20時0分

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10日、香港メディア・香港01は、香港での親善試合に欠場したサッカーアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが評判を回復する可能性などについて論じた記事を掲載した。写真はメッシ。

2024年2月10日、香港メディア・香港01は、香港での親善試合に欠場したサッカーアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが評判を回復する可能性などについて論じた記事を掲載した。

記事は、米サッカーメッジャーリーグ、インテル・マイアミCFが4日に香港で親善試合を行った際、注目されていたメッシがコンディション不良を理由に出場しなかった上、その3日後に日本で開かれた親善試合には後半から出場して元気な姿を見せたことで、多くの香港のサポーターや本土のネットユーザーの怒りを買い、中国政府系メディアまでもが批判を展開するとともに中国国内ではメッシに対するボイコット運動が起きていると伝えた。

そして、昨年6月にメッシが北京を訪れた際には一大フィーバーを巻き起こし、クラブがホテルからなかなか出られない事態に至ったことを振り返り「それから1年も経たない今、中国におけるメッツの地位とイメージは大きく損なわれた」と指摘。多くの中国人サポーターがジャージを切ったりポスターを燃やしたりして不満をぶちまけており、あるブロガーはサイン入りのジャージを切り刻む動画を公開して注目を集めたと紹介している。

その上で、先月24日と28日に広東省深セン市で親善試合を行う予定だったものの欠場してやはりブーイングを浴びたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが今月8日、中国のネットユーザーに春節のあいさつメッセージを中国語を交えながら発信したと紹介。中国のネットユーザーは共に国内での親善試合を欠場した両者の中国人ファンに対する態度を比較し、一部のメディア関係者からは「ロナウドの中国での歴史的地位は一夜にして急上昇した」との評価さえ出たと伝えた。そして「中国は私の第二の故郷だ。申し訳なく思っているし、特にファンの気持ちは分かる。試合はキャンセルされたわけではない。必ずここに戻ってくる」と中国サポーターへの配慮も示したロナウドに対しては、中国再訪を歓迎する声も中国ネットユーザーの間で出始めていると伝えた。

記事は、メッシがこれまでテンセント、奇瑞などの数多くの中国企業のイメージキャラクターを務めており、一部ブランド関係者が今回の「事件」による影響を口にする一方で「メッシとの関係を断ったブランドはまだ出ていない」と指摘。中国共産党の元老、任仲夷(レン・ジョンイー)の孫でネットインフルエンサーの「兎主席」が、「十分な誠意を表し、十分な努力をすれば、中国の国民やサポーターはまだ彼を許すだろうと」の見方を示し、誠意の例として「香港と中国本土に来てプレーし、かつ90分間フル出場することを約束すること」などを挙げたことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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