“辰年”の中国で金製品が大人気、一気に400万円使う人も―中国メディア

Record China    2024年2月16日(金) 9時0分

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中国メディアの極目新聞はこのほど、春節(旧正月)連休中の中国各地で、貴金属店や宝飾店が金の装飾品を買い求める市民でにぎわっていることを報じた。

中国メディアの極目新聞はこのほど、春節(旧正月)連休中の中国各地で、貴金属店や宝飾店が金の装飾品を買い求める市民でにぎわっていることを報じた。

記事は、毎年春節の時期は縁起物である金製品販売の書き入れ時であるとし、辰(たつ)年に当たる今年は竜をテーマとした金のアクセサリーが人気を集めていると紹介。春節前に長蛇の列ができ、1人で20万元(約400万円)余りを購入した人もいたという上海市の貴金属店では、春節連休に入ってさらに金製品を買い求める人が増え、SNS上でも金製品関連の議論が活発に繰り広げられていると伝えた。

そして、浙江省杭州市蕭山区にある貴金属店では40年来の付き合いという5人組の女性が来店し、それぞれ金でできた「平安扣」(ボタンのお守り)を購入していたと紹介。店内は客足が絶えず、店主が「ここ数日は朝から晩まで食事が取れないほど忙しい。特に金をあしらった織りひも飾りを買い求める人が毎日行列を作っており、2時間以上待つ人もいる」と繁忙ぶりを語ったことを伝えている。

また、上海市の観光名所・豫園に店を構える販売業者も「昨年末から竜をテーマとする各種アクセサリーが人気。最近は商業エリアで販促活動を実施していることもあって人の流れがさらに増えた。ネットで人気が出たデザインの売れ行きが特に目立つ」と語り、同市内の貴金属店員も「男性は平安無事を、女性は豊かさを祈願するアクセサリーを購入する傾向がある。竜と魚という縁起物を取り入れた商品が人気」と紹介したことを伝えた。

さらに、今年は従来の宝飾品に加えて、見た目がかわいらしく創意にあふれるアクセサリーも若い世代を中心によく売れていると説明。広東省深セン市の店では1月より外部の人気キャラクターのIPライセンスを取得し、金のスマートフォン用ステッカーを発売したところ瞬く間に売り切れたと紹介している。

記事はこのほか、金の地金に投資する人も増えており、山東省青島市の専売店が「用意していた分は春節1カ月前ごろにみんな売れてしまった」と語ったことも伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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