CRI online 2024年2月20日(火) 20時30分
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中国がインドネシアに初めて通勤用電車車両を輸出しました。
中国最大の鉄道車両メーカー、中国中車傘下の中車青島四方機車車両(CRRC)はこのほど、インドネシア通勤鉄道会社(KCI)との間で通勤用電車車両の供給契約を締結しました。中国がインドネシアに通勤用電車車両を輸出するのは今回が初めてです。
KCIは、インドネシア国鉄の完全子会社で、ジャカルタ、ボゴール、デポック、タンゲラン、ブカシなどの地域で通勤鉄道を運営しており、毎日100万人以上の現地乗客にサービスを提供しています。
今回締結した契約に基づき、中国中車青島四方はインドネシア通勤鉄道会社のコミューターラインに12両編成の新型通勤電車3本を提供します。新型電車の最高運行時速は120キロで、1本当たりの最大乗客定員は3396人です。車体はステンレス製を採用し、1067ミリという現地の軌間に対応しています。車両にはリアルタイムで表示されるLED電子地図、乗客用ディスプレーなどが新たに追加されるほか、点検・メンテナンスの利便性を高めるよう列車の中部には簡易操作司令塔が増設されています。
新車両は2025年に引き渡される予定で、運行開始後はジャボデタベック(ジャカルタ首都圏)の通勤路線に組み込まれ、全線で1日当たり120万人の乗客にサービスを提供し、インドネシアの乗客により質の高い通勤体験をもたらします。中国中車青島四方はこれまで、インドネシアのジャカルタ・バンドン高速鉄道向けに時速350キロの高速動力分散式列車を設計・製造した実績があります。(提供/CRI)
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