人民網日本語版 2024年2月24日(土) 5時0分
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北京汎用人工知能研究院が研究開発した世界初のAGIヒューマンの雛形「通通」がこのほど、北京に登場した。
北京汎用人工知能(AGI)研究院が研究開発した世界初のAGIヒューマンの雛形「通通」がこのほど、北京に登場した。人民網が伝えた。
SF映画「流転の地球2」のデジタル生命体「丫丫」のように、「通通」は高度にシミュレーションされたデジタル世界で生活し、3~4歳の女の子の姿をしている。自主学習できるだけでなく、自ら仕事を始めることもできる。例えば玩具が床に落ちているのを見つければ、自らそれを玩具箱に戻すことができる。障害物があると、周囲の環境を観察してから、自分で通過する方法を考えることができる。部屋を整理する際には、腰掛けなどの道具を柔軟に活用し補助作業を行える。
同研究院の朱松純(ジュウ・ソンチュン)院長は、「ChatGPTは一夜にして大量の書物からの知識を学習できるが、真の知能体にとっては『街頭の知恵』こそ最も重要なものとなる。独自に開発された国産学習・推理フレームワークのサポートを受け、『通通』は3~4歳の子供の知力水準や人類に似た価値観を持つ」と述べた。
研究者は、「汎用知能体は人のような物理的・社会的常識を備え、『生まれつき』の本能を持つべきだ。価値に推進され、限りないミッションを遂行するだけでなく、自らミッションを定義できる。これはAGIの鍵であり、人類が子供の頃から持っている能力でもある。しかし現在の多くのAIの発展が重視する方向は、これとは真逆になっている」との見方を示す。
「通通」は将来的に教育、ヘルスケア、スマート製造、戦略的新興産業と結びつき、人類社会で大活躍する見込みだ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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