複合岩体の地層に使われる中国で最大直径の削土密閉型シールドマシン、カッタービットが井戸内に

CRI online    2024年3月1日(金) 20時50分

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深江鉄道の深莞トンネル西区間の工事現場で2月28日、複合岩体の地層に使われる中国で最大の直径を持つ削土密閉型シールドマシン「鯤鵬号」のカッタービットが順調に井戸内につり下げられました。

中国南部の深センと江門を結ぶ深江鉄道の深莞トンネル(深セン-東莞)西区間の工事現場で2月28日、複合岩体の地層に使われる中国で最大の直径を持つ削土密閉型(土圧バランス式)シールドマシン「鯤鵬号」(深江3号)のカッタービットが順調に井戸内につり下げられました。

「鯤鵬号」は全長127メートル、最大掘削直径13.24メートル、総重量3350トン、総出力9200キロワットで、複合岩体の地層に使用される削土密閉型シールドマシンとしては現在、中国で最大の直径を持っています。

このシールドマシンの最速の掘削距離は1日に8~10メートルで、3840メートルの深莞トンネルは2年半かけて掘削する予定です。今後は、パイプラインの接続や各システムの無負荷試験、機械全体の共同調整試験などを加速させ、シールドマシンの掘削が予定通り開始できるようにするということです。

深莞トンネル(西区間)は、深江鉄道の全線敷設工事の中で最も重要かつ困難な工事であり、深セン市宝安区と東莞市浜湾新区を結ぶ重要なルートです。この区間のトンネルは全長が3840メートル、最大の深さが62メートルの大口径複線トンネルで、既に完成済みの広深沿江高速道路(広州と深センを結ぶ)に沿って、東西方向に平行に走っています。

トンネルの通る地域は、地質が複雑で、多くの危険地帯を横切っています。深江鉄道は、広東・香港・マカオグレーターベイエリア(大湾区)の中心地域に位置し、中国の高速鉄道網の沿海ルートの重要な一部を成しており、珠江デルタ地区の主要都市間鉄道でもあります。ルートは深セン西麗駅から江門駅までで、本線の全長は116キロです。プロジェクト完成後、大湾区の一体的な発展と広東自由貿易区の建設を力強く推進するものと見込まれます。(提供/CRI

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