Record China 2007年6月29日(金) 15時45分
拡大
香港最後の茶楼と言われる「蓮香楼」に足を踏み入れた。昔ながらの飲茶スタイルそのままに、点心のワゴンが所狭しと回り、熱気に溢れている。
(1 / 8 枚)
湯気立ち上る点心のせいろが次々ワゴンで回ってくる…飲茶(ヤムチャ)と聞いただけで連想されるこんな風景も、実は本場香港で消えつつある。注文形式のレストランが増える中、かたくなに昔ながらのスタイルを守り続ける店がある。「蓮香楼」―かつては四大茶楼のひとつと称されたが、今では香港最後の茶楼と呼ばれるようになった。しかし今も昔も庶民に愛され続けていることに変わりはない。2007年6月14日撮影。
【その他の写真】
店の1階には「月餅の老舗」の看板どおり、数多くの伝統菓子が並べられている。2階に足を踏み入れるとそこは熱気溢れる飲茶レストランだ。新聞を片手に食べる人やおしゃべりに花を咲かせる人たちで一杯。今どき珍しく案内係がおらず、空席に自由に座ってかまわない。着席するとまずはお茶の種類を尋ねられ、後は回るワゴンから好きな点心を取って食べる、昔ながらの飲茶スタイルだ。
同店は1889年、清朝光緒帝の時代に今の広東省広州市で創業、香港で事業拡大したが、今は唯一セントラルのこの店だけが残る。従業員も客層も高齢化がうかがえ、時代の波に取り残されたかと思われたが、中国返還後の近年は中国から本場飲茶を味わおうと多くの客がやってくるようになったということだ。(翻訳・編集/WF)
この記事のコメントを見る
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る