台湾メディアの聯合新聞網は4日、沖縄でレンタカーを借りて事故を起こした台湾人の態度に批判が集まっていると報じた。

記事によると、台湾のネット掲示板PTTで同日、事故を起こした本人であるユーザーがその経緯を写真付きで投稿した。同ユーザーは朝にレンタカーを借りて沖縄の南方を目指して運転していたものの、「慣れていなかった」ために借りてから30分もたたずに路肩に止まっていたトラックに接触する事故を起こしたという。

アップされた複数枚の写真には、停車したトラックの右後方に黒のレンタカーが接触している様子や、レンタカーの左側面が大きく損傷している様子が写っている。記事は写真の状況から、同ユーザーの運転技術は「お世辞にも褒められたものではない」と指摘している。

また、事故を起こしたことを全く気にしていないような同ユーザーの態度が批判を呼んだと説明した。同ユーザーは「現地でアダルト女優になって賠償しないといけないかもしれないと最悪の事態を考えたけど、レンタカー会社は保険に入っているからって全責任を免除してくれた！！あら～～」などとつづっている。

さらに、事故を起こしたにもかかわらずまたレンタカーを借りるつもりであることを明かし、「人生とは絶えず挑戦し、そこから経験を吸収していくものでしょ」「次は幸運が来るよう祈ってください」「一番重要なのは海外でレンタカーを借りる時は保険に入っておくこと。はははは」などと記したほか、事故現場の写真にも舌を出した絵文字のスタンプなどを貼っている。

記事は、「最近台湾人は自分で運転して沖縄を旅行するのを好んでいる。沖縄の交通事情はドライブする人にとても友好的だが、台湾でほとんど運転経験のない人も多く、距離感や方向感覚、反応などの面で慣れていない。軽率にも沖縄で『練習』しようとするのは本当に良くないことだ」と苦言を呈している。（翻訳・編集/北田）