人民網日本語版 2024年3月8日(金) 10時30分
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第14期全国人民代表大会代表で「中国天眼」チーフエンジニアの姜鵬氏は6日、FAST(500m球面電波望遠鏡)中核アレイプロジェクトを積極的に計画中だと述べた。
第14期全国人民代表大会(全人代)代表で、「中国天眼」チーフエンジニアの姜鵬氏は6日、「FAST(500m球面電波望遠鏡)中核アレイプロジェクトを積極的に計画中。今後相当長い期間にわたり極めて低いコストで、FASTの国際同類設備の中におけるコアコンピタンスとリードの科学的優位性を保つことを確信する」と述べた。中国新聞社が伝えた。
第14期全人代第2回会議貴州代表団は同日、代表団開放イベントを開催した。姜氏は会議で、「中国は世界に向けて、世界最大の中性水素銀河サンプルを構築した。計4万1741件だった。これは3年でできたことで、サンプル数は世界最大の電波望遠鏡であったアレシボの過去13年の観測の成果を上回った。今後5年でこの数字が10万件以上になることを期待する」と述べた。
「われわれは連星系のパルサーを1個発見した。その公転周期は53分しかない。連星系は今まで発見された公転周期が最も短いパルサーだ。しかしこの発見の最大の意義はその最も短い公転周期ではなく、この星がレッドバック系からブラックウィドウ系に変化する非常に珍しい臨界状態にあることだ」。姜氏は「中国天眼」の宇宙探査における一つの不思議な発見を公開した。
姜氏は「蝶が蛹から孵化したものであることは世界で誰でも知っているが、これをどう証明するか。最も簡単で直接的なやり方は、蛹を破り蝶になる瞬間を撮影することだ。今回の観測の意義はここにある。人類は初めてレッドバック系からブラックウィドウ系に変化する『蛹を破り蝶になる』瞬間を捉えたのだ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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