Record China 2024年3月9日(土) 20時0分
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中国メディアの紅星新聞は7日、黒竜江省ハルビン市でシェアサイクル計1100台余りを盗んだ男の裁判が行われたことを伝えた。
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報道によると、主犯格の黄(ホアン)被告は2022年8~10月にハルビン市や湖北省武漢市の路上に駐輪されていたシェアサイクルを盗み、本体や部品などを山東省のリサイクル業者に売り渡した。
黄被告は2人の仲間と共にシェアサイクルが集中して置かれている場所にトラックを横付けするなどし、1日数十台ずつ盗んでいった。その数は計1100台余りに上り、6万9000元(約140万円)の不当な利益を得たという。
シェアサイクルの運営会社が大量の自転車の所在が不明になっていることに気付き警察に通報、捜査を経て事件が発覚した。仲間の一人は「何度も迷ったが(黄被告は)知り合いで彼に借金もしていたので応じた。事の重大さを深く考えていなかった」と供述した。
また、リサイクル業者の鄭(ジョン)被告は「GPSやロックが外されていたので盗んできたものと知っていたが、本人だけが責任を負うものだと思っていた」と語った。
黄被告らは23年4月にハルビン市や天津市で相次いで拘束され、鄭被告は同年6月に山東省で拘束された。このほど行われた裁判では黄被告に懲役11年、罰金10万元(約205万円)が科され、その他の被告にもそれぞれ相応の刑が言い渡されたという。
記事によると、中国では毎年、使用しなくなったシェアサイクル約300万台が処分されており、山東省荷沢市は廃棄処理が多く行われている場所だという。(翻訳・編集/北田)
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