中国が独自に設計・建造したアジア一の大水深ジャケット「海基2号」は12日、中国南部の広東省珠海市にある高欄港で船積みされ、海上での設置のため珠江口盆地へ向かいました。

このジャケットは、固定式海上石油・ガスプラットフォームの基盤に相当し、巨大な海上石油・ガスプラットフォームを支えるために用いられるもので、世界的に幅広く活用されている海洋石油・ガス開発装備の一種です。海基2号は、高さ338．5メートル、重さ3万7000トンで、高張力鋼2万トン超を使用しています。中国国産の高張力鋼が海洋プロジェクトで初めて大規模に活用された事例です。

海基2号の建造は、構造の高さ、重さ、作業水深、建造速度など多くのアジア記録を更新しました。（提供/CRI）