金の店頭小売価格が1グラム1万3400円に接近、止まらない上昇―中国

人民網日本語版    2024年3月13日(水) 10時30分

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金価格の上昇傾向が続いている。

国際市場で金の現物の価格が過去最高を更新し、11日に1トロイオンス2180ドルを突破した。現在、大半の国際投資銀行が金価格目標を2200ドル前後に設定するが、さらに上昇する可能性は排除できない。投機ニーズ、地政学的リスク回避のニーズ、世界の中央銀行の購買ニーズがいずれも高まり、米ドルの持続的な低迷も加わり、こうした要因によって金価格は上昇傾向が続いている。

データを見ると、各エコノミーの中央銀行は引き続き金を大量に購入している。通年での購入から売却を差し引いた純購入量は1037トンで、2022年の過去最高より45トン少ないだけだ。何年も前から金の保有量が安定し続けている中国人民銀行(中央銀行)は最近も金の買い増しを続けている。同行が7日に発表したデータによると、中国の2月末の金保有量は7258万トロイオンス、1月末は7219万トロイオンスだった。22年11月以降、同行は現在の買い増しサイクルをスタートし、2月末まで16カ月連続で買い増しをしている。

それに対し、中国国内の金販売店では店頭小売価格がますます上昇し、1グラムの価格は春節(旧正月、2月10日)前の620元(約1万2400円)以下から今週は670元(約1万3400円)近くまで上昇した。金アクセサリーの場合、安くない加工料金も支払う必要がある。

中国国内では金価格が17%と急上昇したにもかかわらず、金アクセサリーのニーズが引き続き同10%増の630トンに達した。これは主に中国経済の回復、資産価値をキープしたい消費者に対する金の魅力の上昇、ブライダル関連の金アクセサリーニーズの増加によるものだ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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