訪中外国人向けデジタル人民元決済ガイドが登場、210カ国・地域のスマホによる登録に対応

人民網日本語版    2024年3月21日(木) 11時30分

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中国人民銀行は18日、WeChatの公式アカウントを通じ、海外から中国を訪れる人を対象としたデジタル人民元決済ガイドを発表した。写真は上海の飲食店。

中国人民銀行(中央銀行)は18日、微信(WeChat)の公式アカウントを通じ、海外から中国を訪れる人を対象としたデジタル人民元決済ガイドを発表した。

同ガイドによると、訪中外国人がデジタル人民元を使用して決済を行う場合、まずデジタル人民元の海外版アプリ「e-CNY」をダウンロードし、アカウントを登録し、デジタル人民元ウォレットを開設することができる。現在は210カ国・地域の携帯電話番号によるアカウント登録とウォレット開設に対応している。また、訪中外国人はデジタル人民元の運営を行う銀行の口座を持たなくても、ウォレットを開設できる。

注目されるのは、訪中外国人がデジタル人民元の「使う分だけチャージ」機能を体験できることで、あらかじめウォレットにチャージする必要がなく、クレジットカードで決済ができる。現在、この機能はVISAカードとマスターカードに対応しており、より多くの国際ブランドとの連携も進んでいる。

こうした動きと同時に、香港の利用者は即時決済システム「転数快(Faster Payment System)」を通じ、香港現地の銀行口座を使用してウォレットにチャージすることが可能だ。中国工商銀行、中国銀行、中国建設銀行、交通銀行などのウォレットが「転数快」でのチャージに対応しており、中国銀行(香港)、中国工商銀行(アジア)、HSBC、恒生銀行、スタンダードチャータード銀行、中国建設銀行(アジア)、交通銀行(香港)、招商永隆銀行、東亜銀行、中信銀行(国際)、衆安銀行、大新銀行など10数銀行の香港の銀行口座をカバーする。また、さらに多くの銀行との連携が進んでいる。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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