Record Korea 2024年3月28日(木) 6時0分
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25日、韓国・韓国日報は「中国吉林省延辺朝鮮族自治州の延吉市、延辺大学前一帯が、中国のMZ世代の間で写真撮影の聖地として人気を集めている」と伝えた。
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2024年3月25日、韓国・韓国日報は「中国吉林省延辺朝鮮族自治州の延吉市、延辺大学前一帯が、中国のMZ世代(1981~2012年生まれの若者)の間で写真撮影の聖地として人気を集めている」と伝えた。
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記事によると、韓国人の間では朝鮮族の中心地として広く知られている延辺だが、中国内では特に好まれる観光地というわけではなかった。もともとは平凡な学生街だったが、コロナ禍の21年にTikTok(抖音)フォロワー2000万人を誇るインフルエンサーがここを訪れ、「韓国ドラマの中の風景が中国にある」として写真や動画を投稿して以来、状況が急変した。漢族の若者の間に口コミが広がり、中国の有名芸能人も訪れるようになり、中国全土から若者が集まるホットスポットになったという。特に名前もなかった延辺大前の通りには「韓国墻(韓国の壁)」という呼称が出来、中国東北地方を代表する観光名所に変貌した。現地メディアにも観光名所としてたびたび取り上げられているという。
記事は先月20日午後9時の「韓国墻」の様子を紹介している。「韓国墻」は長さ150メートル、高さ33メートル(6~8階建て)の地域で、韓国語で書かれた約70もの看板が並ぶ。異国情緒にあふれるこの夜景が、漢族の若者たちには魅力的に感じられるようだという。この時は少なくとも数百人の若者がスマートフォンで写真を撮影し、いわゆるフォトスポットでは、写真を撮りたい若者が数十人、列をなしていた。プロのカメラマンによる写真撮影、韓服のレンタルサービスなどのビジネスや、韓国の屋台グルメを売る露店も並び、一日の訪問者数は数千~数万人と推定されるという。
新華網によると、昨年1~8月に延吉市を訪れた人は前年同期比161%増の約633万9000人、同期間の観光収入は254%増の約97億9000万元だった。延吉市内の庭園、博物館などの利用者も「韓国墻」人気と共に増えているという。
記事は、この「韓国墻」人気について「コロナ禍に中国人の旅行トレンドが変わった結果だ」と分析している。中国人の韓国旅行はコロナ前に比べると大幅に減少しており、今年1月の中国人訪韓客は28万人と、19年1月の71%水準にとどまった。また、コロナ禍で深まった景気低迷が今も続き、中国の若者も経済事情が厳しくなり、ソウルにいるような気分になれる「韓国墻」を訪れることで、韓国旅行欲求を満たしているとも指摘している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「延辺が韓国っぽいなんて話は初めて聞いた」「韓国のチャイナタウンに行っても中国に来たという感じはしないけど?」「韓国に来たい若者がそれだけたくさんいるということか」「そこで写真を撮り、SNSで『韓国旅行に行ってきた』とうその投稿をしているのだろうか」「ハングルがあれば韓国なの?。建物は中国式だし、道路も中国っぼい」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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