Record China 2024年3月26日(火) 11時0分
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米MLBのドジャースに所属する大谷翔平がスポーツ賭博問題に初めて言及したことが、台湾でも注目されている。
大谷は25日に会見を開き、専属通訳だった水原一平氏の違法賭博問題に声明文を読む形で初めて言及した。大谷はまず、「信頼していた方(水原氏)の過ちというのは悲しく、ショックです」とした上で、「僕自身は何かに賭けたり、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたり、それを頼んだりということもないですし、僕の口座からブックメーカーに対して、誰かに送金を依頼したことももちろん全くありません」と自身の関与を否定した。
そして、「結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、みんなにうそをついていた」とし、「先週末、僕の代理人に対してメディアの方から、違法のブックメーカーに僕が関与しているのではないかという連絡がありました。一平さんはこういった取材の依頼があるということを僕に話していなかった。(水原氏は)一平さんにではなく、某友人の肩代わりの借金として支払ったと、僕の代理人を含めみんなに話していました」と説明した。
さらに、「尋問で一平さんは僕の代理人に対して、借金は一平さん自身が作ったものだと説明しました。それを僕(大谷)が肩代わりしたという話を、その時に代理人に話したそうです。これらはまったく、すべてがうそだったということです。(水原氏は)代理人に対して、僕はすでに彼とコミュニケーションをとっていたとうそをついていました。チームにも、僕とコミュニケーションをとっていたとうそをついていました」と述べた。
また、大谷自身がこの件について知ったのは韓国での第1戦を終えた後のチームミーティングだったことを明かし、「ミーティングで彼は英語ですべて話していたので、僕に通訳はついておらず完全には理解できていなくて、なんとなくこういう内容だろうなと理解していましたが、違和感も感じていました」と振り返った。その後、ホテルに戻って話をした際に、水原氏に巨額の借金があることを初めて聞いたとし、「彼はその時、僕の口座に勝手にアクセスし、ブックメーカーに送金していたと僕に伝えました」と説明した。
一方、代理人や弁護士、球団関係者と話し合い、弁護士からは「窃盗と詐欺で警察と当局に引き渡す」との話があったという。大谷は「僕はもちろんスポーツ賭博に関与していないですし、送金をしていた事実は全くありません」と再度強調し、「ここからは弁護士の方にお任せしますし、僕自身も警察当局に全面的に協力したいと思います」と述べた。
大谷は台湾でも人気が高く、騒動への注目度は高い。台湾の大手メディアもこぞって報じており、ネット上にも多くのコメントが寄せられている。
台湾のユーザーからは「大谷を支持する」「つらいよ」「私は彼を信じる」「私も彼は賭けていないと信じている。でも状況はひどい」「大谷は詐欺の被害者だ」「たとえ身近な人、最高の友人、伴侶、家族であっても、過度に信用してはいけない」「大谷が賭博をしていたというのは論理的に多くの点で矛盾する。7億ドル(の給料)を後払いにした人が賭博をするとは思えないし、自分の口座をそのまま使うのも不自然。1日10時間も寝て、トレーニングにリカバリーに恋愛までしていた男に賭博をする時間はないと思う」などの声が上がった。
一方で、「声明だけ発表して質問に答えないのはどうなのか」「大谷は賭博はしていないと思うけど、水原氏の状況は知っていたんじゃないのか」「大谷は私のアイドル。本当にこんなことを言いたくはないが、まず数千万ドルもある(大谷の)口座をなぜ一通訳が使うことができたのか説明してほしい」といった声も出ている。(翻訳・編集/北田)
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