ドイツ自動車メーカー生存危機、中国にはるかに後れ―独メディア

Record China    2024年4月4日(木) 5時0分

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31日、中国メディア・中国手機は米国や中国の企業に大きく遅れを取ったドイツの自動車メーカーが危機的な状況にあるとドイツメディアが伝えたことを報じた。

2024年3月31日、中国メディア・中国手機(CNMO)は、米国や中国の企業に大きく遅れを取ったドイツの自動車メーカーが危機的な状況にあるとドイツメディアが伝えたことを報じた。

記事は、独週刊誌デア・シュピーゲルが先日発表した文章を紹介。文章は、長い歴史を持つ自動車工業大国のドイツが現在、新エネルギーやスマート化の分野において米国や中国から大きく遅れを取っており、かつてないほどのモデルチェンジの圧力を受けているとした。

そして、ドイツの自動車業界はここ数年、意思決定層や労働組合のリーダー、政治家が電気自動車(EV)の発展に慎重な態度を崩さず、内燃機関技術を柱に据え続けてきたと指摘。世界でEV市場が想像を超えるペースで急成長したことでドイツの自動車メーカーはシェア争いで次々と陣地を失っていき、米国のテスラや中国の新興自動車ブランドに機先を制されたと伝えた。

さらに、ドイツの自動車産業は基本的なサプライチェーンも激しく動揺しており、長きにわたり内燃機関の生産に携わってきた小型部品サプライヤーは苦境に立たされているとした上で、サプライチェーン構造の変化がドイツの自動車工業の市場シェアに打撃を与えるにとどまらず、国内の雇用市場や貿易収支全体にも深遠な影響を及ぼしたと論じた。

文章は「ドイツの自動車メーカーは果断かつ先を見据えた戦略調整を講じない限り、世界の自動車業界が激変するうねりの中で衰退、敗走する運命から逃れられない」と結んだ。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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