日本の右傾化が招いた韓国の抗日作品ブーム(上)=韓国人の3人に1人が侵略抵抗史を「復習」―中国紙

Record China    2014年8月25日(月) 16時3分

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25日、環球時報は「日本の右傾化が招いた韓国の抗日作品ブーム、バーチャルで両国が開戦」と題した記事を掲載した。写真は韓国の抗日映画「鳴梁−渦巻く海」。

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2014年8月25日、環球時報は「日本の右傾化が招いた韓国の抗日作品ブーム、バーチャルで両国が開戦」と題した記事を掲載した。

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韓国では、日本による植民統治からの解放を祝う「光復節」の8月15日を前に、抗日文化ブームが高まった。

16世紀末に日本の侵略に抵抗した民族的英雄・李舜臣を主人公にした映画「鳴梁−渦巻く海」が7月末に公開され、韓国の興行収入記録を塗り替えた。

これに先立ち出版された、(朝鮮独立運動家・安重根が現代に復活し、日本の現職首相を狙撃するという)タイムスリップ小説「安重根、安倍を撃つ」も話題を呼んだ。

日韓関係が比較的穏やかな時期は、日本における韓流文化の浸透を考慮するためか、韓国の文芸界で抗日ブームが現れることは珍しい。だが、ここ数年、日本政治の右傾化が強まり、日本の政治家は侵略の歴史を否定もしくは美化する言行を繰り返してきた。これが、韓国社会の反日感情の高まりを招くこととなり、李舜臣や安重根などの歴史上の人物を題材にした抗日作品の登場へとつながっている。上は大統領から下は一般市民まで、韓国では今夏、日本の侵略に抵抗してきた歴史に対する「復習」熱が高まっている。

「鳴梁−渦巻く海」の観客動員数は24日に1600万を突破。米ハリウッド映画「アバター」の1362万人をはるかに上回る最高記録を打ち立てた。

同作品は、16世紀末に朝鮮王朝の水軍を率いた李舜臣が、わずか十数隻の船で300隻を超える日本軍に戦いを挑んだ「最も偉大な海戦」鳴梁海戦を描いたもの。7月30日に封切られると、韓国映画史に数々の「神話」を打ち立てた。公開初日の動員数は68万人を記録。1日の動員数125万人も過去最多だ。現時点での観客動員数は1600万人。韓国の人口(約5000万人)の3分の1が、「日本による侵略への抵抗史」を「復習」することを選んだことになる。(翻訳・編集/NY)

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