Record China 2014年8月26日(火) 5時14分
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25日、日本政府の8月中旬のデータによると、日本の実質GDPは今年第2四半期、前期比で1.7%減少した。年率換算では6.8%の減少となり、第1四半期の6.1%増から一気にマイナス成長に転じた。資料写真。
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2014年8月25日、日本政府の8月中旬のデータによると、日本の実質GDPは今年第2四半期、前期比で1.7%減少した。年率換算では6.8%の減少となり、第1四半期の6.1%増から一気にマイナス成長に転じた。四半期の下げ幅としても、東日本大震災が発生した2011年3月以来最大となり、予想を超えた大幅な下落となった。人民日報が伝えた。
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経済成長率の大幅下落の直接原因は、住民の消費支出の減少だ。第2四半期、日本のGDPの6割を占める消費支出は前期比5.0%減で、7四半期ぶりの減少に転じた。自動車や家電などの耐久消費財の支出は前期比18.9%減、設備投資は同期比2.5%減となり、公共投資と輸出もそれぞれ0.5%と0.4%の減少、住宅投資は10.3%の減少となった。
「アベノミクス」の打ち出しから1年半余りで、日本のGDP成長は勢いを失いつつある。実質GDP成長率は、消費に引っ張られた今年第1四半期の前期比1.5%増を例外とすれば、昨年第2・第3・第4四半期、今年第2四半期に至るまで、0.9%、0.4%、0%、−1.7%と下落している。日本経済の構造的矛盾はますます明らかとなっており、見通しは明るくない。
第一に、円安が消費の後押しにつながらず、輸入コスト増加で貿易赤字がふくらんでいる。日本の貿易収支は今年6月まで24カ月連続の赤字となった。6月の赤字額は8222億円で、過去最高を記録した。統計データによると、今年第1四半期、日本の輸入額は燃料だけで昨年同期に比べて1兆5600億円拡大したが、輸出額は全体でわずか1兆2800億円しか増えなかった。
第二に、賃金の成長率がインフレ率に追いつかず、個人消費の足を引っ張っている。黒田東彦氏は日銀総裁に就任後、インフレ目標を2%に据えた。業績の上向いた企業が賃上げするケースは今年に入って増えているものの、名目賃金の成長率は昨年同期比0.6%にすぎない。消費税の引き上げによる物価上昇などの要素を考慮すれば、実質賃金は逆に1.8%減とされている。
日本内閣府は、2014年度の実質GDP成長率の見通しを0.2ポイント引き下げた。この見通しを実現するためには、今後3四半期連続で前期比平均1.2%のGDP成長を確保しなければならない。日本では、この目標の実現可能性を疑う見方が支配的となっている。(提供/人民網日本語版・翻訳/MA・編集/武藤)
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