会計を間違えた飲食店の店員が土下座させられる―中国

Record China    2024年4月18日(木) 21時0分

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15日、山東省のレストランで会計を間違えた従業員に対して客が土下座を強要するトラブルが中国のSNS微博で紹介され、注目を集めた。

2024年4月15日、中国・山東省のレストランで会計を間違えた従業員に対して客が土下座を強要するトラブルがあり、注目を集めた。

中国の動画メディア・沸点視頻の微博(ウェイボー)アカウントによると、同省淄博市のあるレストラン経営者が11日にSNS上にトラブルの動画を掲載した。経営者によると、同日夜に男性客とその連れが夕食をとりに来店した際、男性が瓶ビール1本を取り出して飲んだものの、店員との意思疎通が不十分だったために店側はビールよりも10元(約210円)高いドリンクの注文として扱った。

そして、会計時に代金をめぐって言い争いとなり、店員が客に謝罪して過請求額を返還する意思を示したものの、客は許そうとせず、店員2人に土下座で謝罪するよう強要。動画の中で経営者は「店員を守れなかった」と泣きながら訴え、警察に通報したことを明らかにした。

同メディアによると、地元の警察当局は15日、店と客が警察官の仲裁によって和解に至ったことを明らかにしたとのことである。

この件について、中国のネットユーザーは「土下座する必要なんてない。さっさと警察に通報すればよかったのに」「客を刑務所送りにすることを強く提唱する!」「ケンカやトラブルを起こした罪って、こういうところで適用するのだと思うけれど」「今のサービス業界は、必要以上のサービスを提供していると思う」「他人の尊厳を傷つけたとしても、すべて『和解』で片付けてしまうんだな」「警察の仕事って勧善懲悪だと思ってたけど、何でもかんでも和解させることだったんだな」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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