CRI online 2024年4月17日(水) 15時20分
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「中国天眼」と呼ばれる500メートル球面電波望遠鏡を通してこれまでに900個を超える新パルサーが発見されています。
中国科学院国家天文台によると、「中国天眼」と呼ばれる500メートル球面電波望遠鏡(FAST)を通してこれまでに900個を超える新パルサーが発見されており、そのうち銀河サーベイで650個以上のパルサーが発見されました。この900個を超えるパルサーには、少なくとも連星パルサー120個、ミリ秒パルサー170個、暗弱な偶発パルサー80個が含まれており、これらの発見は人類の宇宙視野の限界を大きく広げることになりました。
1967年に人類が最初のパルサーを発見してからFASTが2017年10月に最初のパルサーを発見するまでの50年間で、世界で発見されたパルサーはわずか3000個余りでした。FASTが発見したパルサーの数は、同時期に世界で他の望遠鏡で発見したパルサーの総数の3倍以上になります。また、FASTは人類のパルサー放射強度の観測範囲を広げ、これまでに発見した900個余りの新パルサーの多くは世界の他の望遠鏡では発見しにくい暗弱パルサーでした。
専門家によると、最近発見された100個近くの暗弱な偶発パルサーは通常のパルサーに比べて放射流量密度が1段階低く、これらの偶発パルサーの研究は、銀河系の恒星が死んだ後にどれだけ高密度の中性子星の残骸が形成されるか、未知のパルサー放射物理過程などの解明に重要な意義があります。
現在、FASTの年間観測時間はおおむね5300時間前後になっています。(提供/CRI)
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2024/4/17
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