人民網日本語版 2024年4月19日(金) 20時40分
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没入型アート展示会「スタジオジブリ物語」は、世界に先駆けてこのほど上海市で開幕した。
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高さ6メートルの世界最大のトトロが設置され、最新のテクノロジーで宮崎駿監督の新作アニメ映画の世界を没入型で展示するアート展示会が、このほど世界に先駆けて上海市で開幕した。中国新聞網が伝えた。
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展示会には三つのメイン会場、24の展示エリアがあり、総面積は2800平方メートルに達する。そして日本の職人十数人がレトロ感が出るよう丁寧に加工作業を行い、デジタルプロジェクターが計52台使用されている。展示会は実物展示とデジタル投影技術が結びついただけでなく、「千と千尋の神隠し」「となりのトトロ」「天空の城ラピュタ」などジブリの10大名作アニメの世界が再現され、さらにアカデミー長編アニメーション賞を受賞した「君たちはどう生きるか」の劇中写真も初めて展示された。展示会はまた、飛行機で運ばれた600冊の蔵書を含むジブリのこれまでと現在を全面的に展示している。
ジブリが作品の世界を没入型スタイルで展示する試みを行ったのは今回が初めて。この試みについて、ジブリの西方大輔執行役員(制作業務部長兼総務部長)はこのほど、「もののけ姫でもネコバスでも、すべてのシーンが見ている人を本当にその場にいて、作品の世界に入り込んだような気持ちにさせてくれる。これこそ没入型アート展示会の魅力であり、私たちはこのようなこれまでにない感覚によって、すべての来場者にかつて好きだった作品を改めて好きになってもらいたいと思う」と述べた。
中国現地でデジタルアート事業を経営する近衛元博氏は、「鈴木敏夫氏(ジブリ社長兼プロデューサー、展示会総責任者)と打ち合わせした時、中国で行われる展示会は、中国の来場者が喜ぶやり方でやりたいと言われた。私たちは今回の展示会とこれまで日本で行われた関連の展示会には大きな違いがある。写真と画像だけでなく、今回の展示会には没入型の要素がたくさん含まれている」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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