Record China 2024年4月27日(土) 21時0分
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米NBCはこのほど、「ストレスと過労にさらされた中国の若者はお茶をやめてコーヒーに手を伸ばす」とする記事を掲載した。
中国メディアの環球時報が22日、要約して伝えたところによると、記事はまず、「中国ではコーヒーを好む人がますます増えている」とし、2023年のカフェの数は、中国が約5万店であるのに対し、米国は約4万店であること、かつて中国のコーヒー市場を独占していたスターバックスなどの海外ブランドは、北京などの大都市で地場のカフェチェーンや独立系カフェとの競争激化に直面していることに触れ、「こうした状況は、コーヒー愛好家にとって、これまで以上に選択肢が増えたことを意味する」と伝えた。
記事は「お茶は依然として中国文化の基礎の一つだが、一部の若い中流階級の消費者は、コーヒーのカフェイン効果の方が競争の激しい雇用市場や職場のプレッシャーに適していると考えている」と指摘。「以前はミルクティーを飲んでいたが、今はコーヒーに代えた」と語る、元気を出すため2年間毎日コーヒーを飲んでいるという公務員の女性(26)の話や、「店舗はどこにでもあるし、価格も手頃なので便利だ」と語る、中国カフェチェーンの瑞幸(ラッキン)でほぼ毎日1杯飲むというフリーランスの男性(33)の話を紹介し、この男性が、中国のビジネスパーソンの間でコーヒーの人気が高まっている理由として、仕事に起因するストレスと長時間労働、そしてカフェインの中毒性を挙げたと伝えた。
記事は、中国は2023~24年シーズンに世界で7番目に大きなコーヒー消費国になるという米農務省の報告を引用した上で、インドに本拠を置く市場調査会社モルドール・インテリジェンスの食品・飲料プロジェクトリーダー、ニルミット・リンバキア氏が、中国でのコーヒー消費量の増加について、「可処分所得が増えた人の増加によるライフスタイルの好みの変化に起因している可能性がある。都市化、グローバル化、国内外のカフェチェーンの急速な拡大により、国際的なコーヒー文化がより身近なものになった」との見方を示していること、北京の元カフェオーナー、ワン・ズーチェンさんが「コーヒーが国民的な飲み物になるにつれて、より包括的で多様性を増し、さらに人気が高まるだろう」と語ったことを紹介した。(翻訳・編集/柳川)
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