台湾メディアのTVBS新聞網は22日、日本旅行に出かける台湾人への家族からの“要求”がネット上で議論の的になっていると報じた。

記事は、「コロナが開けてから台湾人が最も訪れた国と言えば日本だ」とした上で、台湾のネット掲示板PTTで物議を醸している投稿を紹介した。

それによると、投稿主はゴールデンウィーク前に日本へ旅行する予定で、数カ月前から航空券を予約していた。ところが、出発の1週間ほど前になって年配の家族から「海外に出かけて金を使うのは間違っている」などと言われ始めたという。

家族からは、「現金はあまり持っていくな。若いうちの海外旅行は貧乏旅行にすべき。娯楽につぎ込んではいけない。そんなことをしていては、年を取ってから余生を過ごす金がなくなるぞ」と言われ、「食事はコンビニで済ませろ」「格安航空会社（LCC）を使え」「カプセルホテルで十分」などとも求められたとのこと。

投稿主は、あまりに言われ続けたために海外旅行への罪悪感が芽生えてしまったといい、「海外旅行に出かけて3食コンビニで済ませ、LCCを使い、最低ランクのホテルに泊まるなんて人が本当にいるのだろうか」と疑問を投げ掛けた。

これに、他のユーザーからは「家族には話だけ合わせて、現地に行ったら好きに過ごしたらいいよ」「楽しむことが一番重要」「若い頃に思い切り遊ぶことこそ正しい」との声や、「今同じレベルなら日本旅行の方が台湾旅行よりもよっぽど安い。節約なら台湾内でする方が合理的」「円安だから現地の食費はすごく安いよ」との声が寄せられていると、同記事は伝えた。（翻訳・編集/北田）