香港ドンキの「ブラインドボックス寿司」が物議―香港メディア

Record China    2024年4月26日(金) 19時0分

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25日、香港メディア・香港01は、香港のドン・キホーテで当局の規制に対応した紙パック寿司を発売するもネット上で「ブラインドボックス寿司」とやゆされ、数日もしないうちに姿を消したと報じた。

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2024年4月25日、香港メディア・香港01は、香港のドン・キホーテで当局の規制に対応した紙パック寿司を発売するもネット上で「ブラインドボックス寿司」とやゆされ、数日もしないうちに姿を消したと報じた。

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記事によると、香港で22日に使い捨てプラスチック食器の提供を禁止する規制の第1段階が施行されたのに合わせ、香港のドン・キホーテはSNS上で「当局の規制に対応すべく、全店舗で22日より紙包装の食品を提供する」と発表。店舗では透明なふたのプラスチック容器ではなく、中身の見えない紙包装のにぎり寿司が陳列されるようになり、容器には「店内でお食べください」とのラベルが貼り付けられていた。また、寿司の陳列ケースやレジ付近のサッカー台にも「ここではプラスチックの使い捨て包装の食品を食べないでください」との張り紙も出現したという。

規制に対応すべく打ち出した「紙包装寿司」だったが、中身が見えず外側から鮮度の確認ができないという問題点があり、ネット上では開けてみるまで中身が分からないブラインドボックス玩具にちなんで「ブラインドボックス寿司」とやゆされた。


そして、同メディアの記者が25日に同じ店舗を訪れると、紙包装の寿司は見られず、全て元のプラスチック包装に変わっていた。またイートインスペースなどの「プラスチック包装食品を食べないように」と呼び掛ける張り紙も消えていた。他のドンキ店舗でも同様の状況になっており、店員に話を聞いたところ「詳しいことは分からない」との返答があるのみだったという。

記事によると、香港の環境保護署は24日に「スーパーマーケットやデパート、フードコートなどで、客の注文を受けてからその場で作り、イートインスペースで食べられる食品については一律プラスチック包装を禁止する。ただし、これらの場所でもあらかじめ包装された食品、商品棚や自動販売機から客が選んで購入するもの(包装済みの寿司、サンドイッチ)などはテイクアウト品とみなし、プラスチックの包装を認める」との説明を発表した。「ブラインドボックス寿司」の消失は、同署の説明を受けてのものとみられる。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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