60歳以上のボランティアが調理困難な在宅高齢者に食事支援―浙江省寧波市

CRI online    2024年4月29日(月) 5時0分

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浙江省寧波市鎮海区澥浦鎮では、平均年齢が60歳を超えたボランティアのグループが、毎日、村の自宅で一人暮らしをしている、食事の調理ができない老人や障害がある高齢者を対象に無償で食事を届けています。

中国東部・浙江省寧波市鎮海区澥浦鎮では、平均年齢が60歳を超えたボランティアのグループが、毎日、村の自宅で一人暮らしをしている、食事の調理ができない老人や障害がある高齢者を対象に無償で食事を届けています。

午前9時半、鎮海区にある老人ホームの厨房で、調理師が出来上がった料理を念入りに弁当箱に入れます。入り口で待機していたボランティアの鄭裕祥さんは、老人ホームのスタッフと一緒に、弁当箱を保温箱に入れてから、みんなで一緒に車に積み込みます。

今年60歳を超えた鄭さんは、「今日のおかずは豚肉の角煮、野菜と豆腐の吸い物で、みんなの大好物だ。100箱あり、村ごとに保温箱1個を渡す。他のボランティアが村で私を待っている」と紹介しました。

40分後、鄭さんは車で最初の村・覚渡村に到着し、一つの保温箱を降ろして、ボランティアの方雅萍さんに渡しました。

方さんは覚渡村の村民で、2023年1月にボランティアになりました。彼女は周辺の三つの村の6人の高齢者を対象に食事を届けます。村の道路は狭いため、食事の配達には電動自転車を使います。

澥浦鎮には18の村があり、80歳以上の高齢者が1300人以上暮らしています。その中には、一人暮らしや障害のある高齢者も多く、自分で調理ができず、食事を取るのが難題になっています。そのため、澥浦鎮ではボランティアを組織して在宅高齢者に食事を届けるという食事支援事業を始めました。

現在、澥浦鎮では食事支援を申請している高齢者が90人おり、彼らの食事代の一部は現地政府が費用を負担し、60代のボランティア10人ほどが毎日食事を届けています。(提供/CRI

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