麻薬運搬の日本市議、中国での公判に「だまされた」と無実訴える=有罪なら極刑も―広東省広州市

Record China    2014年8月27日(水) 9時29分

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26日、中国・広東省広州市中級人民法院で、麻薬運搬の罪で起訴された愛知県の桜木琢磨稲沢市議会議員の初公判が行われた。写真は広州白雲国際空港。

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2014年8月26日、中国・広東省広州市中級人民法院で、麻薬運搬の罪で起訴された愛知県の桜木琢磨稲沢市議会議員の初公判が行われた。27日付けで南方都市報が伝えた。

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桜木被告は2013年10月、自身が十数年前にナイジェリアを中心に広がった投資詐欺で被った多額の損失について、数年前からメールで連絡していた自称ナイジェリア人と話し合うため上海経由で広州市を訪れた。その帰りに男から日本の妻への荷物を託され、同月31日に広州白雲国際空港から出発。ところが、セキュリティーチェックで約3.3キロの覚せい剤が見つかった。

中国当局は同年11月に、桜木被告が持っていた覚せい剤を用意し梱包(こんぽう)したと思われるマリ共和国と、ギニア共和国出身の2人を広州市で拘束している。

麻薬運搬の罪に問われている桜木被告は、自称ナイジェリア人の男が2009年より投資詐欺に遭った自分を手助けしていたと明かし、書類にサインすれば損失分を取り戻せると男から連絡があったため、広州市に赴いたと述べた。長年手助けしてくれた男の頼みを断れず、代わりに荷物を日本に持って行くことに同意。スーツケースの中は靴や服しかなかったため、不審に感じることもなかったと話している。桜木被告は「だまされた」と無実を訴えている。

中国の刑法によれば、違法薬物を1キロ以上運搬や密輸、販売、製造した場合、最高で極刑を言い渡される可能性もある。桜木被告は3.3キロの違法薬物を運搬した罪に問われているため、有罪が確定すれば重刑が予想される。(翻訳・編集/内山)

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